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ようやく新築現場の木工事が始まったので、木の端材が出るようになりました。

その多くは、木材搬入時に同梱されるパッキン材＆バタ角材です。

と言っても、わからない方がほとんどだと思います。

簡単に解説してみたいと思います。

工場や倉庫で荷物を運ぶと言えば、フォークリフトです。

箱物を運ぶ場合は、パレットに箱を積み、フォークリフトの爪をパレットに挿し込みます。

あとは、爪を上げて目的地まで移動するだけ。

目的地に着いたら爪を下げ、パレットごと降ろせばいいんです。

構造金物等の移動が、コレに当たります。

木材の梱包であればパレットを使わず、そのまま爪に載せて運びます。

でも梱包の下にバタ角を入れておかないと、爪が入りません。

トラックの荷台に降ろす場合は、事前にバタ角を置き、そこに木材を置きます。

現地に到着したら、同じように置き場にバタ角を置き、そこに木材を置くことになります。

このバタ角が、どんどん貯まっていくんです。

降ろした荷物の数だけ、貯まりますから・・・。

工場や倉庫ではフォークリフトを使いますが、現場にフォークリフトはありません。

梱包を解いて手で1本1本降ろすか、ユニックで吊り上げる事になります。

最近は、ユニックを使う事が多いんです。

写真の木材は、隙間なく積まれているでしょ？

でもプレカットされた木材の場合は、長さや巾が異なるので隙間が色々な所に出来るんです。

これをそのまま結束バンドで縛っても、吊ってしまえば崩れてしまいます。

崩れないようにするには、パッキン材を隙間に噛ますしかありません。

こんな感じです。

このパッキン材も貯まるんです。

うまく説明出来たでしょうか？

パッキン材もバタ角材も、用が済めばゴミになります。

産業廃棄物として処分すれば、お金が掛かります。

もったいないですよね。

かと言って、プレカット工場に持ち帰ってもらうのも大変です。

パッキン材もバタ角材も、梱包が無くならなければ回収できません。

どうせなら、全ての梱包分を回収したいでしょ？

長時間現場で待機する訳にもいかないし、後日回収に来て貰えば別途費用が掛かります。

だから最近は事務所前に置き、近隣の方に持ち帰って貰います。

こんな張り紙を貼っておけば、2・3日で捌けてしまいます。

昨日も土台敷きで出た端材を、置いてみました。

半日ほど経った写真です。

1/5ほどに減っていました。

最初は、端材の山だったんです。

カウンターの切れ端やベニヤの切れ端が、すぐに無くなるのは理解できるんです。

でも構造材は・・・。

わりと人気が高いんですよね。

意外でしょ？

どんな人が持ち帰っているのか？

何に使っているのか？

まったく把握できていません。大抵は、夜にごそっと無くなります。

銭湯関係者？

それとも、オートキャンパー？

同業他社だったりして？

いずれにしても、ゴミ処理代が少なくなって助かります。

ただ捨てるよりは、エコでしょ！

しばらくの間は、こうした端材が大量に出る予定です。

端材を現場で利用出来れば、もっと良いんですが・・・。