板橋区弥生町で木材劣化対策工事を行っています。

日本の住宅の平均寿命は約30年

これって先進国のそれと比べると、半分から1/5ほどしかないそうです。

原因の大半は、構造材の腐れやシロアリの被害。

その発生率は、およそ3~4軒に1軒と言うんだからオドロキです。

腐朽菌による被害は、こんな感じです。

ビックリでしょ

でも、世界基準の『ホウ酸』による木材劣化対策技術を利用すれば、大切な住まいを守ることが可能です。

それが弊社の採用している『ボロンdeガード』です。

世界標準と書かせて戴きました。

でも我が国の場合、木材に予防的に合成殺虫剤を噴霧しているケースが圧倒的に多いんです。

アメリカやヨーロッパでは、安全で効果の高いホウ酸処理が主流なのに・・・。

上図では、ホウ酸と合成殺虫剤を以下の項目で比較しています。

安全性

持続性

欧米の対応

どれを見ても、ホウ酸の勝ちだと思うんですよね・・・。

合成殺虫剤を使うメリットなんて、『安さ』と『施工性』しか思い当たりません。

でも5年毎に防蟻処理を繰り返していれば、ちっとも安くないんですよね・・・。

5年で保証の切れる合成殺虫剤を使っていれば、5年ごとの防蟻処理地獄から逃れることは出来ませんから

まさに『安物買いの銭失い』ですよね

弊社は、合成殺虫剤を使いません。

もちろん板橋区弥生町に建つ『FPの家 S&N邸』でも、ボロンdeガードを採用しています。

土台に『高濃度ホウ酸水溶液』を噴霧している様子を撮ってみました。

これを一般的な家よりも、濃くしてたっぷり噴霧します。

今回は、土台・大引き・1階柱・2階床梁・2階床合板の裏側すべてに噴霧しました。

弊社では、これを『1階全部処理』と呼んでいます。

損保会社の保証が15年つきます。

初期費用は高いけど、5年ごとの再処理は不要ですから、結果的に安くつくと思います。

しかも安全です。

だって合成殺虫剤と違って揮発しません。

シロアリや木材腐朽菌に害のある薬剤が、人間や動物に害を与えないなんて考えられません。

それが揮発して、家中に漂っているなんて・・・。

その点、ホウ酸は無機鉱物で揮発しません。

もちろん結晶化したホウ酸を、ある程度の量食べれば無害とはいきません。

でも、壁や床・天井の中に閉じ込めてしまえば問題ないと思うんです。

そんな安全なホウ酸ですが、厄介な点もあります。

①雨に濡れると、融けて流れてしまいます。

これを溶脱と言いますが、成分が薄れてしまうと効果が期待出来ないんです。

そこで噴霧後は、雨養生を徹底的に行います。

それでも雨に濡れてしまったら、再処理を行います。

心配な時は、テスターを噴霧して濃度を確認する事も可能です。

ホウ酸チェッカーを使えば、簡単に確認出来るんです。

この中には、黄色い液体が入っています。

中身はウコンらしいですよ・・・。

これをホウ酸の掛かった部材に噴霧して、数分待てばいいんです。

充分な濃度が保たれていれば、赤く変色します。

こんな色になるんです。

これ、現場に貼られたチェックシートです。

テスターを吹いた部材が、これと同じ色になれば合格という訳です。

徹底してるでしょ。

普通の防蟻処理とは、随分と違うと思いませんか

でもボロンdeガードは、これだけではありません。

基礎回りのシロアリが侵入可能な穴には、ホウ酸入りパテが充填されます。

イラストの赤い部分が、危ない箇所です。

ここからシロアリが侵入するかもしれません・・・。

だから、ここにパテ処理を行います。

硬化せずいつまでも建物の動きに追従する事で、隙間を防ぐことが出来ます。

もちろんホウ酸入りですから、齧ったシロアリは死んでしまいます。

続く・・・。

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