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12月04日付のアセットフォー日記です。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ。
12月になったというのに、暖かい日が続いています。
車を運転していると、眠くなっちゃうんですよね・・・。
板橋区弥生町の『FPの家 S&N邸』では、屋根下地の施工が進められています。
コレ、昨日の拙ブログの続きです。
下地施工④
下葺き材(したぶきざい)・・・屋根本体の下(野地合板の上)に敷かれる防水シートのこと。
ルーフィングシートとも呼ばれます。
雨漏りって、屋根材が重要だと思っている人も多いと思います。
でも最終的に雨漏りを防いでくれるのは『下葺き材』なんです。
だから、コレってかなり重要なんですよね。
弊社では、従来のアスファルトルーフィングではなく、透湿ルーフィングを採用しています。
なぜなら、弊社の建てる全ての建物が『高断熱・高気密住宅』だからです。
屋根断熱が基本の弊社の場合、部屋で暖められた『水分を含んだ空気』は屋根裏に集中し易いんです。
これが断熱材の内側で冷やされれば結露の原因となります。
でも十分な厚さの高性能硬質ウレタンフォームで、断熱している弊社の家なら大丈夫!
結露の心配はありません。
そもそも硬質ウレタンフォームって、水蒸気を通しにくいんです。
そして、これを隙間なく充填し、繋ぎ目に防湿・気密テープを貼ります。
こうする事で、断熱材を透過する水蒸気量は激減します!
それでも、完璧に水蒸気の透過を防げる訳ではありません・。
ここがポイントです。
例えば一般的な外壁の場合は、断熱材の内側に防湿層、そして外側に通気層を設けます。
この通気層の手前に透湿防水シートを隙間なく張る事で、風や雨水の侵入を図りつつ、室内から出てくる水蒸気を排出できる構造にするのが一般的なんです。
弊社の場合は、硬質ウレタンフォームを隙間なく充填し防湿・気密テープを貼る事で防湿層を形成します。
基本的な考え方は、変わりありません。
でも一般的な屋根の場合、断熱材の外側に通気層を設けないケースが多いんです。
本来は、外壁の構造を斜めに傾けた構造にすべきですよね。
そして透湿防水シートを、より防水性の高い透湿ルーフィングにすれば良いんです。
でも大抵の家は、通気層を省略し、透湿性の無いルーフィングを採用します。
その結果、室内からの水蒸気が逃げ場を失い、野地合板を傷めてしまいます。
野地板が腐った!
という話を見聞きした事があると思います。
これ、雨漏りだけが原因ではありません。
通気層が無い事で結露して、腐っていることも多いんです。
弊社では、ウルトの『ウートップ サーモNDプラス2SK』という下葺き材を採用しています。
製品仕様は、こんな感じです。
巾が1.5mと大きい分、繋ぎ目が減るので、より漏水の可能性がへります。
また表と裏に接着テープが付いていて、これを使って野地合板に貼るようになっています。
シート2枚を重ね線に合わせて重ね、接着テープで貼り合わせます。
野地板へのステップル留め付けは、この重ね部分下側シートだけなんです。
そのため、ステップル穴回りからの雨水侵入も無い訳です。
長さ50m×巾1.5mの1巻あたりの重量は、16.5kg。
大きさの割には軽いでしょ?
また縦方向の繋ぎ目には、専用の『ユラソール サーモHT』という接着テープを使います。
施工後すぐに接着力を発揮するテープです。
耐熱温度は-30~120℃です。
屋根の上でも、ちゃんと使えるテープなんです。
下葺き材施工、無事終わりました。
ついでに、軒先にキャップも付けてもらいました。
野地合板の木口を覆う板金製のキャップです。
これを付けておくと、野地合板の傷みが激減します。
弊社の標準施工です。
これにて、屋根下地の施工完了です。
引き続き、屋根の施工に入ります。
屋根の話は、また後で・・・。
楽しみにして、お待ちください。
posted by Asset Red
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