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最近、事務所が寒いと感じるようになりました。
実際のところは、どうなんでしょうか?
ちょっと試してみたいと思います。
私の机の上にある温度計の表示を見ると、20.8℃/34%となっています。
執務室天井の天カセは、動いていません。
でも隣の打合せコーナーのヒーポン式輻射温水パネルは、既にフル稼働の状態です。
服装は上表の通りです。
合計clo値は1.02になるようです。
椅子に座ってデスクワークをしたり時々歩いたりしていますから、代謝量は1.1~2.0METというところでしょうか。
試しに、この条件で『CBEサーマルコンフォートツール』に入力してみました。
PMV=-0.45
PPD=9%
SET温度=23.6℃
上グラフ中の青いゾーン内が快適ゾーンですから、仕事関係としては問題ないようです。
ここで、PMVとPPDについての説明を挙げておきます。
デンマーク工科大学のファンガー教授が、1967年に快適方程式の導出を発表し、これを出発点として人体の熱負荷と人間の温冷感を結びつけた温熱環境評価指数PMV(Predicted Mean Vote/予測温冷感申告)およびPPD(Predicted Percentage of Dissatisfied/予測不快者率) の提案をしている。
これらには多少議論もあるが、ISO7730(1994)にもなっている。
人体の熱的快適感に影響する要素は、以下の物理的4要素と人間側の2要素である。
物理的要素
①室温
②平均放射温度
③相対湿度
④平均風速
人間側の要素
⑤在室者の着衣量
⑥材質者の作業量(代謝量)
これらの要素に関して、その複合効果をどのように評価するかについての理論である。
快適方程式に6つの要素を代入する事で、人間がその時暖かいと感じるか寒いと感じるかを7段階評価で表している。
PPDは、人間がある暑い寒いの状態の時に何%の人がその環境に不満足かを表すのに用いられる。
なお、この指標は、オフィスなど通常人が居住する比較的快適温度範囲に近い温熱環境を評価するのに適している。
PMVが-2から+2の範囲内の温熱環境評価に用いるのがよい。
ISOの標準では、PMVが±0.5以内、 不快者率10%以下となるような温熱環境を推奨している。
(参考文献:図解空調・給排水の大百科 空気調和・衛生工学学会編)
ちなみに事務所のPMV/PPDは、-0.45/9%です。
これは『中立より少し涼しいより』/不快者率も10%以内を意味しています。
数値を見る限り、充分快適な筈なんです。
でも、足がスースーするんです。
くるぶしって脂肪が少ない分、寒さが堪えるんですよね・・・。
サーモ画像を見ると、床温度は18.6℃となっています。
えっ、思ったよりも暖かいじゃん!
室温が20.8℃ですから、温度差も2.2℃しかありません。
一般的には、くるぶしと頭の温度差を3℃以内にするのが良いとされています。
頭の温度が20.8℃だとすると、問題ありません。
この点は、クリアしています。
でも理想の室内床温度って、19℃~26℃といわれているんです。
この範囲を超えてしまうとと、寒さ/暑さを感じるそうです。
やはり、もう少し暖かくする必要がありそうですね。
もしかして寒くないの?
やっぱり歳のせい?
そうだ、SET温度23.6℃は、どうなんでしょうか?
「PMV=温冷感で暑い寒いしか予測できない。」という湿度に対する欠点を補うため、PMVに新有効温度ET*と呼ばれるものを取り入れることによって提唱されたのがSET*(Standard New Effective Temperature)です。
細かい事は割愛しますが、22.2℃~25.6℃が快適域になるようです。
やはり、問題なさそうですね。
でも寒いものは寒いんです!!!
『寄る年波には勝てない!』
ガーン😨
認めたくありません・・・。
理想的なくるぶし温度(床上10cm温度)は26℃くらいと聞いた事があるんだよなー。
誰がいってたんだっけ・・・?
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