板橋区弥生町で荷揚げ&パネル叩きを行いました。

12月13日付のアセットフォー日記です。

今日の練馬・板橋の天気は晴れ。

少し暖かい気がしましたが、例年並みとの事。

人間の感覚なんて、アテになりませんね。

板橋区弥生町の『FPの家 S&N邸』では、引き続きFPウレタン壁パネル(以下、壁パネル)の充填を行っています。

壁パネルをそれぞれの場所に移動。

柱間に立て掛けて、準備OKです。

 

あとは、ひたすら掛矢で叩き入れます。

この時、ウレタン部分を叩いてはいけません。

回りと真ん中に入っている木枠を叩くのがポイントです。

いくら硬質とはいえ、ウレタンです。

掛け矢で叩けば、凹んでしまいます。

今回の1階壁パネルは、厚さ105mm×高さ2550mm×巾803mmが標準です。

高さ方向のクリアランスは0mm、巾方向のクリアランスは2mmとっています。

でも写真のように、壁パネルの両サイドには2~3mm厚のウレタンスポンジが貼られています。

だから、叩き行けるのも大変なんです。

しかも、躯体&壁パネルには高濃度ホウ酸水溶液をたっぷり噴霧しています。

水分を含んで、双方ともに若干膨れているんです。

これを叩き入れるのって、本当に大変なんです。

叩いても叩いても入りません。

見るに見かねて、私も掛矢を持って叩きました。

お陰で、筋肉痛です・・・。

写真左側が柱、右側が壁パネルです。

真ん中の白い物、何だと思いますか

これ、千切れてはみ出したウレタンスポンジなんです。

写真を見てわかるように、隙間はまったくありません。

大工さんと汗を流している間、隣では耐力面材の荷揚げを行っていました。

今回も担ぎ屋さんが大活躍

1・2・3階それぞれに、プレカットされた面材が揚げられていきます。

面材1枚1枚に番号が書かれているので、プレカット図の通りに貼れば良いようになっています。

ゴミも少ないし、加工の際の音&埃も出ないので、狭小現場には最適だと思います。

ちなみに弊社では『EXハイパー』を標準採用しています。

耐力面材は、木質系と非木質系に大別されます。

弊社も以前は木質系を採用していました。

でも最近は非木質系、詳しく言えばせっこう系を採用しています。

とにかく木質系に比べて、寸法安定性が高いんです。

当然、木質系に比べて火に強いし・・・。

そして、水蒸気を良く通します。

メーカー資料によれば、木質系の約12倍も通しやすいんだとか・・・。

透湿防水シートと通気層工法を併用すれば、壁内結露を防ぎやすくなります。

もっとも、これはあまり重要視していません。

そもそも壁パネルを隙間なく充填し、隙間に防湿・気密テープを貼れば、壁内に水蒸気が侵入する危険性は低いんです。

でも透湿性が高ければ、より安心でしょ

 

でも、せっこう系って水に濡れるとマズイんじゃないの

私も、これが一番不安だったんです。

でも、問題ないようです。

実験結果を見ると、石膏ボードとは違うようです。

実際に水に漬けてみましたが、実験と同じ結果でした。

そもそも高濃度ホウ酸水溶液による劣化対策を行っている以上、水濡れには最大限の注意を払っているつもりです。

施工中に雨に打たれることなんて、ありません。

それでも、やはり水に強い面材の方が安心でしょ

合格だと思います。

せっこうだから、白蟻の食害もないんですよね・・・。

防カビ効果も高いそうです。

弱点は重い事。

でも、以前採用していた木質系面材よりは軽いんです。

担ぎ屋さんに荷揚げしてもらっているし・・・。

今の所、問題はありません。

面材プレカットの精度も、思ったより良いんです。

元々FPパネル発注用にパネル図を作成していましたから、余計な手間も発生していません。

道路条件や敷地条件が合致すれば、大型パネル化してみたいなぁー。

これが、現在の小さな野望です。

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