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昨日の拙ブログの続編です。
朝一番、練馬区桜台『FPの家 K邸』で遣り方を行いました。
快晴!
抜けるように青い空が、本当に気持ち良かったんです。
でも、寒かった・・・。
足元には霜柱もありました。
歩くと、ザクザク音がします。
予想に反して、全くぬかるんでいません。
良かった・・・。
水捌けの良い土地のようですね。
でも霜柱が融けると、ぬかるんでしまいそうです。
急いで作業を開始しました。
まずは仮囲いを撤去。
その後、建物の大体の位置を確認して周りに貫板と水杭を配置しました。
ちなみに建物の外側に500mm程度の空きを取って貫板を配置します。
そして掛け矢を使って水杭を1.82m間隔に打ち込んでいきます。
敷地と建物の関係を図にしてみました。
こんな感じです。(あくまでもイメージですが・・・。)
図中、上が北、そして右が道路となります。
ピンクが建物、赤丸が水貫、それを繋ぐ実線が遣り方貫を示しています。
水杭を打ち込んだら、レベルを据付けます。
そしてBMの高さを確認します。
今回の敷地はBM+100mmをGLとしました。
遣り方貫の天端をGL+800mmとし、水杭に印をつけていきます。
そして、印に合わせて遣り方貫を取付けていきます。
今回は敷地内高低差がある為、高い方は写真のように地面ギリギリになってしまいました。
低い方は、こんな感じです。
今回は大きな敷地を分割して建設用地にした為、変形敷地になっています。
その為、遣り方が少しだけ面倒なんです。
一般的に建物は平面的に見れば四角形になります。
長方形であったり正方形であったり・・・。
長方形をいくつか重ねた形状の場合もあります。
いずれにしても、建物の隅部は直角が基本となります。
図面上で直角を出すのは簡単ですが、現場で直角を出すのって大変なんです。
トランシットと呼ばれる計測器を使う場合もありますが、弊社では使っていません。
どうやって、直角を出していると思いますか?
実はカネピタという道具を使って、遣り方を四角く設置します。
こんな道具です。
先端から常に同じ長さのテープが出るようになっています。
その仕組みは割愛します。
でも簡単に言えば『2等辺三角形の頂点と底辺の真ん中を結んだ線は直角になる』しくみを利用して、直角を出すことが出来る工具だと思ってください。
遣り方を四角形に設置出来たら、念の為対角長さを確認します。
上図の黄色い四角が直角であれば、右隅上と左隅下そして右隅下と左隅上を結んだ対角線の長さは同じになります。
反対に対角線の長さが同じであれば、四角形と言える訳です。
でも今回の敷地では、黄色い四角形をつくる事が出来ませんでした。
そこで図のように水杭(仮)&遣り方貫(仮)を用いて、一旦小さな四角形をつくりました。
図中の青丸が水杭(仮)、そして一点鎖線が遣り方貫(仮)です。
対角長さ①②を確認し、四角形である事を確認したら、さらに小さな四角形をつくり付け足します。
中に遣り方貫(仮)が通っているでしょ?
この後、遣り方貫に墨を付けていきます。
基礎の立ち上がり位置をマークしていくんです。
でも、付け足した遣り方貫は四角形である事を確認出来ません。
そこで水糸を引き通して、墨を書き写していきます。
図中のA点からB点を通過するように水糸を引き通してC点を出します。
これを910mmピッチで行えば、墨付も完了です。
建物の中心線に水糸を掛けてみました。
水糸の交点が建物の中心線の交点になります。
四隅の交点が出れば、対角長さを測る事が出来ます。
対角長さ①②が合致していれば、問題ありません。
敷地境界と建物の空き寸法も確認します。
図面と差異が無ければ、遣り方完了です。
仮に組んだ水杭と遣り方貫を撤去して、今日の作業を終えました。
良い青空でしょ?
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