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昨日、練馬区桜台1丁目の『FPの家 K邸』にて捨コンの打設を行いました。
捨てコンとは、『捨てコンクリート』の略称です。
基礎下の地盤に流し込むコンクリートを差します。
その厚みは5cm程度、しかも無筋です。
ひびも入る事もあるし、強度だって期待出来ません。
それなのに、それなりの費用と作業時間が必要になります。
そのため昨今では、捨コンの打設を省略する現場もあるようです。
でも弊社では、これを打設する事で得るいくかのメリットが、コスト増をはるかに上回るとがあると信じています。
そのメリットは、以下の通りです。
①基礎の位置を示す墨出し下地になる為、精度向上に役立ちます。
②水平な下地の為、型枠や鉄筋を正確に設置することが可能。また型枠を支える土台としても有効です。
③鉄筋のかぶり厚さを確実に確保することが出来ます。作業中に載っても、鉄筋が下がりかぶり厚さが減少する事もありません。
どれも、重要だと思うんですよね。
ちなみにコンクリートと言っていますが、役割的には砕石地業と変わりません。
平らで一体化した砕石と考えるのが良いと思います。
だから基礎コンクリートほど強度も必要ないし、配合に気を配る必要もありません。
ひびが入ったからといって、目くじらを立てる必要もないんです。
「そんな心配は、捨てておけ!」
だから『捨てコン』なのかも知れません・・・。
そんな感じなんでしょうね。
現場の様子も挙げておきましょう。
砕石地業の様子です。
10cm程度の厚さで行いました。
この上に、厚さ0.1mm程度のPEシートを敷き込みます。
地面からの湿気を遮断するのが目的の為、防湿シートと呼ばれています。
打設の為、小型の生コン車を手配しました。
3.5㎥程のコンクリートを打設するだけですから、ポンプ車は必要ありません。
道路と基礎内には道板を架け、一輪車を使って搬入しました。
一輪車で運び、防湿シートの上にぶちまける。
そして生コン車に戻り、生コンを受け取る。
この作業を、2名がひたすら繰り返します。
また、ぶちまけられた生コンをアルミトンボを使って平らに均す作業も2名で行いました。
小型車2台分の生コンの打設完了です。
昼前に作業が完了!
乾き次第、墨付→外枠設置を行います。
配筋検査を1/21日(金)に申込みました。
天気が続けば良いんですけど・・・。
posted by Asset Red
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電話:03-3550-1311
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