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板橋区高島平5丁目の冠瓦のメンテナンスが無事終わりました。
ラファージュ・ルーフィング社のセンチュリオンというコンクリート瓦の棟部分の瓦を一旦外し、中の木材と漆喰を更新しました。
瓦自体は、高圧洗浄を掛けたのみです。
換気棟も、そのまま継続利用します。
この後、塗装は行いますが・・・。
以前は、専用のスクリュー釘で留め付けていました。
でも写真のように、少しだけ浮いていました。
補強用の木材の腐朽により、釘が抜けてしまったようです。
そこで今回は、専用のネジを使って留め付けました。
補強用の木材も腐朽しにくい樹脂を使っているし、今度は緩むこともないと思います。
そう言えば、施工していた職人が零していました。
本来は、イラストのように棟補強用芯材の両サイドには葺き土を盛らないんだそうです。
そして出来れば補強材の下端には瓦のかけらなどを積み、木材の呼吸を妨げない工夫が必要なんだとか・・・。
でも中途半端に葺き土を盛ったり、瓦のかけらを入れたりすると印象が悪いので、しっかりと漆喰を盛る事が多いんだとか・・・。
その結果、木材が湿気てしまい腐ってしまう・・・。
最近は、こんな事も知らない若い職人が増えているんだそうです。
ナルホド・・・、そう思いました。
でも、それなら腐りにくい納まり図を作って標準化してよ・・・。
そう、お願いしました。
もちろん今回の施工も、腐りにくい納まりにしてもらいましたヨ。
彼いわく、さらに5年位は長持ちするそうです。
実は11年前、この職人に我が家の瓦を葺いてもらいました。
「我が家の棟は、どう納めたの?」
心配になり、聞いてみました。
「さあ、どうだったかな・・・。」
片目をつぶりつつ、ニヤニヤして答えていましたが、たぶん大丈夫なんだと思います。
現場施工における『職人の経験』って、やはり必要なんですね。
改めて、そう感じました。
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