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1月24日付のアセットフォー日記です。
今日の練馬・板橋の天気は曇りのち晴れ。
久し振りの10℃超えです。
板橋区弥生町に建つ『FPの家 S&N邸』では、外部の作業がようやく再開されました。
まずは通気胴縁の施工からスタート!
今回は試験的に、従来の厚さ18mmの物を30mmの物に変更しています。
こうして見てみると、やっぱりゴツイですよね?
従来の施工で問題となっている細々とした点を、改善するのが目的です。
例えば土台水切問題!
弊社の基礎は立ち上がり部分の巾が180mmもあります。
現場の写真を見ても、かなりゴツイでしょ?
弊社は床断熱を基本としている為、土台水切下端に換気スリットを設けて床下の通気を確保しています。
実は、この換気スリットが問題なんです。
土台の巾は105mm、基礎の巾は土台芯から90mm。
土台水切の出巾を大きくしないと、換気スリットが基礎に塗る左官で埋まってしまうんです。
現場の写真です。
これ以上小さく出来ない事は、スリットと基礎面を見てもらえれば、わかると思います。
出幅が大きいと、ある問題が発生します。
イラストの左側をご覧ください。
外壁面よりも土台水切の先端が出ているでしょ?
「ここに、雨粒が当たってうるさい!」
というクレームを戴くことがあるんです。
もちろん、めったに起こりません。
どうやら、サッシフレームを伝って落ちた水滴が当たるらしい・・・。
中にいればわからないけど、外にいると気になると言います。
「中に聞こえなければ問題ないのでは?」
と聞いてみましたが、こんな答えが返ってきました。
「周りの家に迷惑を掛けたくないんです。」
「雨のたびにボタボタ音がして、煩いでしょ!」
また出っ張りが多いせいか、ご入居後の凹み傷も多いように感じています。
そもそも、恰好よくありませんし・・・。
通気層を30mmに変更すれば、右側のようになります。
外壁と土台水切の出幅がほぼ同じです。
外観もスッキリします。
やったぁー!
それだけではありません。
樹脂サッシのフレーム先端が外壁面よりも、かなり出ているのも問題だと思います。
樹脂フレームは帯電しやすいので埃汚れを吸着しやすいんです。
フレームの出が多ければ、埃もたっぷり貯まります。
それが雨で流れれば、フレーム下に雨スジが出来てしまいます。
出っ張りが少なければ、雨スジも、より少なくなると思うんです。
また最近は、第3種換気システムの自然給気を通気層から採るようにしているんです。
通気層の厚さが大きい方が、より給気量が増えるでしょ?
これらの解決を願って、試験運用する事にしました。
もちろん問題もあります。
土台水切の上に取り付けている防虫ベンツですが、厚さ21mmまでしか対応していません。
かと言って、通気層内への不快害虫やネズミ・コウモリ等の進入を防ぐためには省略する訳にもいきません。
2枚重ねて貼ってみようかな?
色々検討した結果、代替品を採用する事にしたんです。
これも今回、試してみるつもりです。
後日、結果をご報告したいと思います。
お楽しみに・・・。
posted by Asset Red
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