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板橋区高島平5丁目の冠瓦のメンテナンスの際に発見した、隣の屋根の釘の浮きです。
陶器瓦の冠瓦を留めている釘が、かなり抜けているでしょ?
おそらく補強用木材が腐ってしまい、瓦が動くたびに釘が浮いて来てるんだと思います。
このまま放置しておけば、そのうち外れて落下するかも知れません。
隣の家の方に伝えてあげた方が良いのかな?
「隣の家の屋根を修理した者ですが、ちょっとよろしいでしょうか?」
「お宅の屋根瓦、釘が抜けかかっていますよ。」
「地震や台風で落ちたら大変です、修理した方が良いのでは!」
インターホン越しにこんな事を伝えたら、最近流行の詐欺だと思われるかも知れません。
どうしよう?
見過ごした方が良いのかな?
悩んだ末、OB(奥様)にお願いする事にしました。
「お隣の方とお付き合いがあるようであれば、ひと声掛けていただけないでしょうか?」
「屋根の上に上がるとわかるんですが、隣の家の屋根も同じような状態なんです。」
「冠瓦を一旦外して漆喰と補強用木材を交換、冠瓦を復旧しないと問題が発生するかもしれません。」
「見ず知らずの業者に声を掛けられても、不安でしょうし・・・。」
その翌日、奥様に声を掛けられました。
「屋根の不具合がわかる写真を撮ってくれないかしら。」
どうやら、隣家の方と話しをしてくれたようです。
「写真を見てもらわないと、状況が伝わらないと思うの。」
早速足場に登り、写真を撮影!
大きく印刷して、お隣の方に見て貰いました。
もちろん、奥様とご一緒に・・・。
ついでに、この写真も添えました。
冠瓦の中に葺き土を詰め、表面を白い漆喰で覆っていたようですが、これが剥落してしまい葺き土が現れています。
屋根の上にも、漆喰の塊が散らかっています。
この状況と想定される冠瓦の中の状態、そして対処方法をお伝えしました。
参考までに築18年超の家の冠瓦の下は、こうなっていました。
奥様に聞いたところ、既に築40年を経過しているとの事。
もっと、酷いことになっていると思われます。
こんな感じに交換させて戴きました。
「お知り合いの方に診てもらう事をお勧めします。」
どうやら、お隣のご主人は建築関係の方らしいんです。
「ご主人のお知り合いの中には、屋根屋さんもいるのでは?」
でも既に引退してから時間が経っているので、知り合いはいないとの事でした。
「見積りをお願いできないかしら?」
「あと15年くらいは、もってくれないと困るのよね・・・。」
少し長めのお時間を戴けるようにお願いし、見積依頼を受けました。
連日のように屋根修理詐欺が横行し、その確認で屋根屋さんも大忙しなんです。
台風19号の復旧工事も、まだ残っているらしいし・・・。
あー、スッキリした!
この数日間、なんとなくモヤモヤしていたんです・・・。
posted by Asset Red
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