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1月22日付のアセットフォー日記です。
今日も練馬・板橋の天気は曇のち雨。
最高気温も10℃を下回るようですね。
夜の雨が、雪にならなければ良いんだけど・・・。
本日、練馬区桜台1丁目の『FPの家 K邸』では設備配管用の先行スリーブ取付を行っています。
コンクリート打設後に行ったシート養生は、既に取り外してありました。
昨日の午後にでも、外しに来たのかな?
耐圧盤の上を注視してみると、型枠用の墨も引いてあります。
昨日の午前中は、まだシート養生中だったんですよね・・・。
設備用の先行スリーブとは、基礎の中に給排水配管を行う場合に予め入れておくスリーブの事。
には、次のように書かれていました。
スリーブ(sleeve)とは、主に衣服の「袖(そで)」を意味する語であり、文脈によっては「箱」「袋」「筒」「鞘管(さやかん)」の意味で用いられることもある語。原語は英語である。
基礎工事の場合には、鞘管の事を指しています。
弊社ではボイド管(コンクリート構造体を貫通する配管の為に予め設ける紙製のパイプ)を使って、スリーブにする事が多いですね。
そもそも配管時には、基礎に影響を及ぼさずに配管の維持管理が行えるようにしなければなりません。
その為には、立ち上がり部分以外に配管を埋め込まないようにします。
イラストのような施工をすれば、配管の維持管理なんて出来ないでしょ。
やむを得ずコンクリート下に配管する場合には、さや管工法等を採用する必要があります。
こうした工法であれば、さや管内の配管を抜く事が出来るからです。
同様に、土間の下に配管するのもNGです。
配管ひとつとっても、色々と留意すべき点があるんです。
シロアリ対策上の留意点だって、あります。
シロアリは地中から建物内に侵入します。
その侵入経路を挙げてみました。
①基礎立ち上がりの外側に貼られた断熱材。
②基礎を貫通する配管回り。
③基礎立ち上がりと耐圧盤の打ち継ぎ部。
それぞれに、いくつかの対策があります。
例えば①であれば、防蟻効果の高い断熱材を採用する事。
注意しなければならないのは、その有効期間です。
合成殺虫剤であれば、3~5年。
防蟻剤も効果が無くなれば、侵入を阻止出来なくなります。
表面を金属やガラスで覆うという物理的対策の方が、長期的に見れば安全かもしれません。
でも覆い忘れがあったり、小さな穴があれば意味がありません。
断熱材を基礎の内側に貼るというのが、一番無難かもしれませんね。
シロアリの通る道を無くしてしまえば良いんです。
②も同様です。
シロアリが地中から侵入を試みるのであれば、地中で配管を貫通しなければ良いんです。
弊社では、地面より50mm高い位置で配管を貫通させます。
こんな感じになります。
中から見ると、こんな感じです。
スリーブは配管よりも大きく作らなければ、パイプが通りません。
当然、パイプの回りに隙間が出来ます。
地中にあれば、シロアリ専用の通路になるのは当たり前ですよね。
でもシロアリは、陽光そして風が苦手です。
体表面の水分が乾くと死んでしまうそうです。
だから、地上に出るようにすればシロアリは、蟻道を作らない限り入口に辿り着くことが出来ないんです。
また配管回りに、効果の長続きするシーリングを行う事も重要です。
ホウ酸シーリングがお勧めです。
ホウ酸なら効果がなくなる事もありません。
③については、後日改めて説明したいと思います。
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