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今日は水曜日、アセットフォーはお休みです。
今日も、のんびりと身体を休めるつもりです。
何を書こうかなぁー・・・。
そうだ!
いつも直球ばかりでは退屈でしょ?
たまには変化球で勝負をしてみようと思います。
ストライク?
それともボール球になるのかな?
時間があるので、久々の長文になるかも知れません。
ご覚悟を・・・。
では、本題です。
『マイレージ』という言葉があります。
色々な意味があるようですが、最近は航空会社が自社路線の利用者に対して行うサービスの事を指すのが一般的ですよね?
そう、搭乗距離の増加に応じてさまざまな恩恵が与えられるサービスです。
飛行機を利用するごとにマイルと呼ばれるポイントが付与され、一定数たまると無料航空券などに引き換える事ができます
これって、上顧客に対する特典ですよね。
なんとなく、上流意識を上手にくすぐられている気がします。
でも、よくよく考えてみると・・・。
沢山の利益を献上してくれる方々に、その利益の一部をお返しするので、さらに乗ってください!
って事でしょ?
どうせ利益還元するのなら、全員に等しく返してくれればいいのに・・・。
でも、そんな事すれば航空会社の利益が減ってしまう・・・。
そんなところなのかもしれませんね。
そもそも飛行機って、電車やバスや船に比べて、かなり地球環境に優しくない乗り物なんだそうです。
だから急がない旅であれば、電車や船を使った方が良いそうです。
その為、最近は『木材マイレージ』なんて言葉も使われるようになりました。
そもそも木材は製造時のエネルギーが他の工業製品と比べて小さいことが知られています。
上グラフを見ると、一目瞭然です。
さらに使用後も他の木質素材に転用できるなど、リサイクル性に優れています。
成長中もCO2を吸収してくれるし、製材後もそのまま体内に蓄えてくれます。
極めて環境負荷の小さい素材と言えるでしょう。
だから、木造住宅は他の工法で建てた住宅と比べて環境負荷が小さくなります。
住宅一戸あたりの材料製造時の炭素放出量を比較したデーターです。
そして、住宅一戸あたりの炭素貯蔵量比較となります。
どちらを見ても、木造住宅って凄いでしょ?
でも『地域産材』ではなく『外国産材』を使えば、話は異なります。
輸送時の燃料消費により、環境負荷が増大するからです。
木造住宅の木材輸送過程のCO2排出量を比較したデーターです。
これを見ると、地域産材と国産材に比べて欧州材を使った住宅が、いかに環境負荷を大きくするかわかると思います。
この輸入時に掛かる環境負荷の増大を数値化したのが、ウッドマイレージなんです。
上グラフでは、アメリカとドイツそして日本を比較しています。
これを見ると、日本ってアメリカの5倍、ドイツの22倍もウッドマイレージが大きいんですね。
あれ!
日本って、森林大国なんじゃなかったの?
国土面積の約7割を森林に覆われているんですよね?
その森林率は、フィンランド・スウェーデンに次いで主要国中第3位なんでしょ?
いかに外材を使っているのか、判りますよね・・・。
安い外材に飛びついてしまったのが間違いの元!
国策によるミスリードだと思います。
だからこそ、国産材・地域産材の使用率を高めなければなりません。
結果的に、コロナ禍で起きたウッドショックも後押ししてくれると思います。
色々とクリアすべき問題は山積みですが・・・。
そして、もうひとつの○○マイレージについて考えてみました。
それが『工務店マイレージ』です。
地域に根差した工務店がつくる家と、全国を網羅する大規模HMのつくる家を比較した時、両者のマイレージはどうなんでしょうか?
「つくるのは地場の工務店だから、変わらないのでは?」
と思うかも知れません。
でも、下請けや孫請けを雇えば経費を上乗せする事になります。
「その分、大量仕入れやオリジナル製品の開発で製造コストが安いから問題ないのでは?」
本当でしょうか?
ある大手ハウスメーカーの建築費内訳を挙げてみました。
これによると、材料費の占める割合は全体の25%になっています。
5%くらいは安いのかな?
でも、下請けマージンが7%もあるんですよね。
しかも高価な展示場やパンフレット、有名人を採用したCМ、新聞の一面広告、膨大な数の新聞折込チラシ等々・・・。
有り余るほどの社員数に、全国に点在する営業所&工場等。
初期投資ばかりでなく、維持するための経費もバカになりません。
ハウスメーカーって、本当のところ、どうなの?
しかも新築ばかりではありません。
その後のメンテナンスに至っては、工務店経費プラス下請けマージンが問題になります。
30分で到着できる工務店と2時間かかる工務店では、マイレージの差って大きいと思うんですよね。
時間が掛かれば、作業時間が短くなります。
短くならないように、早出・残業をすれば効率が下がります。
まして、この分をきちんと支払ってあげなければ士気が下がる一方でしょ?
士気が下がれば、いずれは仕上がりに影響が出ると思います。
遠隔地で監理が徹底できるとも思えないんですよね・・・。
工務店マイレージなんて言葉を耳にする事はありません。
今後も、耳にする事は無いかもしれませんね。
でもウッドマイレージ同様に、いつかどこかで日の目を浴びる事があるのでは?
ふと、こんな事を考えてみました。
posted by Hoppy Red
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