練馬区桜台1丁目の現場で土台敷きを行いました。

2月10日付のアセットフォー日記です。

今日の練馬・板橋の天気は雪。

最高気温も10℃を大きく下回っています。

雪の降り方によっては、電車が止まるかもしれません・・・。

そんな天気の中、練馬区桜台1丁目に建つ『FPの家 K邸』では、土台敷きを行いました。

土台とは柱の下部を連結する水平材、一般的に基礎の上に載せています。

柱と同寸法ないしは少し大きい角材で、湿気に強く腐りにくい樹種を用います。

土台の木口を撮ってみました。

ちゃんと芯があるでしょ

弊社では、国産檜の芯持ち材を土台として採用しています。

断面寸法は105mm×105mmですから、柱の寸法と同じです。

檜は、湿気に強く腐りにくい樹種です。

上表の耐朽性『大』の列の日本材に『ヒノキ・ヒバ』の文字があるでしょ

但し、表題部にあるように『心材』の場合なんですよね。

心材とは辺材ではない部分を指します。

つまり芯持ち材の事を言っている訳です。

ヒノキに比べて径の大きなヒバの場合、芯持ち材でない事が多いんです。

ヒバと言えども辺材は、腐朽菌にそれほど強くありません・・・。

檜はシロアリに食害されにくい樹種でもあります。

上表の耐蟻性『中』に『ヒノキ』があるでしょう

ちなみに、この表には『熱帯産材を除くすべての辺材』が耐蟻性『小』である事が明記されています。

弊社が、国産檜の芯持ち材を採用する理由がここにある訳です。

 

プレカットの仕口を撮ってみました。

専用工場で精度よく加工されて納品されるプレカット材ですが、残念ながら現場加工が全く無い訳ではありません。

 

弊社では、写真のようにアンカーボルト穴だけは現場で加工しています。

基礎工事で設置したアンカーボルトの位置に合わせて、現場で穴明けを行う訳です。

基礎図面には、アンカーボルトの位置を明記してあります。

図面の位置に穴を明けて貰えばいいのに・・・。

そう思う方も多いのでは

でも残念ながら、アンカーの位置って、そこまで精度が高くありません。

いずれは、精度を高めたいと思っているんです。

基礎パッキンを撮ってみました。

弊社は床断熱が基本です。

その為、一般部は写真のようにロングタイプの基礎パッキンを採用しています。

 

そして玄関土間や浴室のように基礎断熱を行う部位のみ、気密パッキンを採用しています。

写真左が浴室、そして右側が玄関土間です。

土台敷きの様子を撮ってみました。

雪の中、せっせと作業をしてもらいました。

作業効率は落ちるし、土台も汚れてしまいます。

本当は晴れている時に行いたいんです。

でも諸般の事情により、止む無く土台敷きを行いました。

アンカーボルトを緊結している様子です。

座金の天端が土台と平らになるまで締め付けます。

最近は、ネダノン合板を土台上に敷き込むケースが多いので、以前のようにナットを使う事はありません。

土台が濡れているでしょ

でも心配ありません。

乾燥材って、雨で濡れた程度で湿気ることなんてないんです。

折角の乾燥材が台無しだなんて目くじら立てる方がいるかもしれません。

雨で濡れて増えるのは、細胞内の自由水だからです。

自由水の出入りで、木材が伸縮する事はありません。

結合水と違い、わりとすぐに乾いてしまいます。

だからと言って、濡らしていい訳でもありません。

防蟻処理にホウ酸を使っても、濡らしてしまえば流れてしまいますから・・・。

土台敷きが完了しました。

土曜日に先行足場を組む予定です。

そして月曜日、いよいよ上棟となります。

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