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2月12日付のアセットフォー日記です。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ。
最高気温も、どうにか10℃を越えたようです。
道路の雪もキレイに融けて良かった~。
木曜日の時点では、除雪作業を覚悟していたんですよね・・・。
本日、練馬区桜台1丁目に建つ『FPの家 K邸』の先行足場を架けました。
先行って単語が付くくらいだから、何かに先立って足場を架けた事になります。
では問題です。
何に先駆けて足場を架けたのでしょうか?
お答えします。
正解は、上棟に先駆けてでした。
ふーん、そんなの当たり前じゃん!って思ったでしょ?
でも20年くらい前は、上棟の後に足場を架けるのが普通だったんです。
だって当時は、鳶職の方々に建て方を依頼していましたから・・・。
鳶職とは、建築現場における高所作業を指します。
そして、こうした作業に従事する方々を鳶職人といいます。
その由来は「高いところで仕事をしている=鳥類の鳶」と誤解されがち・・・。
でも本当は、江戸時代の職人が使っていた『鳶口』という道具が語源になっているそうです。
ちなみに江戸時代の鳶職人は火消しも兼任していました。
でも今の鳶職は、足場の架け払いや建て方を行う事が多いんです。
鳶口(写真参照)を持っている人も、ほぼ見ることはありません。
話を戻しましょう。
建て方を鳶に依頼すると、何故足場を上棟後に架けるのか?
不思議でしょ?
ここからは、私の推論です。
特に根拠はありません。
鳶さんは高い所が得意なので、高所作業に足場を必要としていなかったのでは?
そして、当時の足場は丸太足場でした。
これを上棟が終わった後に、組んでいました。
当時の建前は、午後2時頃には終わっていたんです。
そして、残った時間で足場を架けていました。
現場を去るのは、大体5時頃だったと思います。
つまり建て方のついでに足場を組んでいた訳。
そのせいか、当時は『足場代』なんて単語は鳶さんからの請求書にも無かった気がします。
建て方代金に含まれていたんだと思います。
丸太足場って、結構不安定な所があり要所要所を躯体に固定していました。
上棟後でなければ、そもそも成り立たなかったのかもしれませんね。
でも今の足場は違います。
一般的に採用されている単管ブラケット足場は、足場単体で成り立ちます。
だから、建て方前に架けても問題ありません。
むしろ足場を先行する事で、建て方を安全に効率よく行うことが可能です。
だからこそ、当たり前になったんだと思います。
弊社では、足場架設の前に写真のようなPPシートを敷き込んでもらいます。
こうするだけで、建物回りの清掃が楽になります。
掃き掃除がしやすいんです。
そして下から順に組み上げていきます。
流石に、架けている時はドキドキするんですよね。
見ていると、かなりグラグラしているし・・・。
高所が苦手な人には絶対出来ない職業だと思います。
無事、足場が組み終わりました。
階段も、ちゃんと設置してあります。
階段があると、安全かつスピーディーに昇降が可能です。
荷物の上げ下げだって、楽チン!
でも採用している現場って、意外と少ないんですよね。
なぜ???
確かに、費用は掛かります。
でも、たいした金額じゃないんですよね・・・。
不思議で仕方ありません。
午後一番に、構造材を積んだトラックも到着。
早速、荷卸しが始まりました。
今回運ばれて来たのは、1階柱・2階床梁・1階床合板です。
全ての材料を降ろしてから、1階部分の建て方を行いました。
時間が余ったし、建てておけば月曜日の建て方がスムーズにいくからです。
昔と違い、今の建て方はやる事がたくさんあります。
厚合板なんて昔は、敷きませんでした。
しかも柱や梁の本数が多いし、ひとつひとつ部材が大きいし・・・。
しかも今回はラフターが使えません。
1日で終わらせるなんて、とても無理だと思います。
posted by Asset Red
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電話:03-3550-1311
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