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2月26日付のアセットフォー日記です。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ、しかも暖かい・・・。
だんだんと春が近づいているということでしょうか?
板橋区弥生町に建つ『FPの家 S&N邸』では、壁や天井に石膏ボードを張っています。
張り始めてから、随分と時間が掛かってしまいました。
でも、ようやく終わります。
写真は3階廊下&階段を撮ったもの。
石膏ボードって、各メーカーや製品によって色が微妙に違うんです。
弊社では吉野石膏㈱の製品を採用しているので、基本はくすんだ黄色をしています。
また水回りの壁には、うすい緑色のボードを使います。
これ、ボード両面の原紙および芯のせっこうに防水処理を施してあります。
湿度や温度による伸縮・変形が少ないので、水回りの下地として採用しています。
でも今回のボードは写真のように、くすんだベージュ色をしています。
これ、強化石膏ボードなんです。
ボードの芯材部分に無機繊維材料を混入したもので、普通のボードより耐火性能が高いんです。
その為、耐火構造・準耐火構造に採用される事が多いんです。
この建物も準防火地域に建つ3階建ての為、準耐火構造にしなければなりませんから。
でも普通の石膏ボードよりも、重いんですよね・・・。
普通のボードの重量は8.1~11.7kg/㎡、910×2430のサイズであれば、18~26kg/枚となります。
一方強化石膏ボードの重量は9.4~12.4kg/㎡、同じサイズであれば、21~28kg/枚となります。
1軒の家で200枚使うとすれば前者は3.6~5.2t、後者は4.2~5.6tにもなります。
これを運んだり、持ち上げたり・・・。
地味に大変でしょ。
石膏ボードの主原料は石膏です。
両面に石膏ボード用原紙を用い、この間に石膏を安定した結晶状態で硬化させています。
伸縮・変型・垂れ下がりがなく、温湿度変化の影響を受け難いなど、高い寸法安定性を備えています。
また防・耐火性や遮音性、施工性及び経済性などに優れているため、内装下地として幅広く利用されています。
しかも石膏ボードって、原材料の大部分は再資源を活用しているそうです。
だから、資源循環型製品の優等生なんですって!
上図で見る通り、原料石膏の7割近くが他産業の生産工程で排出された硫黄分を回収した副産石膏です。
これに一度製品化した石膏ボードを市場から回収・再原料化したリサイクルボードを加えると、2014年度実績では、原料の63%が再資源化品になります。
さらに年間約20万t使用している石膏ボード用原紙は、段ボールや新聞等の回収古紙をほぼ100%使用しています。
火に強くて、下地材としては安価!
しかも環境に優しいなんて・・・。
それなのに、誰も褒めてくれません。
まさに『縁の下の力持ち』だと思います。
posted by Asset Red
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電話:03-3550-1311
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