杉並区阿佐ヶ谷北3丁目の現場で捨てコンを打設しました。

現在、弊社施工エリア外で注文住宅の施工を行っています。

杉並区阿佐ヶ谷北3丁目に建つ『FPの家 S邸』です。

本日、砕石地業の上に防湿フィルムを敷き込みました。

そして、捨コンの打設を行いました。

打設そのものは、何の問題もありません。

防湿フィルムの上に厚さ50mm程度のコンクリートを打設し、平らに均すだけですから。

でも、生コンを現場に運ぶのが面倒なんです。

道路から現場に行くには遊歩道を進むしかないからです。

自転車と歩行者しか通ることが出来ない遊歩道。

養生シートの上を一輪車で運ぶしかありません。

路面が凸凹だから、一輪車の操作も難しい・・・。

零したりしたら、大問題です。

「復旧は速やかに自費で行ってください。」

事前に注意されていますから・・・。

ポンプ車を利用する手もあります。

でも、電線や隣の敷地の関係で無理

遊歩道に配管してポンプで圧送するとい手もありますが、費用が掛かり過ぎます。

どうしよう・・・。

捨てコンであれば打設量も少ないので、一輪車でいこうと思いました。

でも、人手を集められなかったんです。

少人数でチンタラやっている訳にはいきません。

打設時間を掛ける訳にはいかないんです。

ミキサー車のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

皆さんも時々、生コン車を目にすると思います。

生コン車の後ろにある大きなタンクの中には、まだ固まっていないドロドロのコンクリート(生コン)が入っています。

プラントで積み込んだ生コンを攪拌しながら工事現場に運んでいるんです。

そして生コンは時間とともに軟らかさを失います。

だから、プラント出荷から打設完了までの時間が法律で決まっているんです。

ちなみに外気温が25℃未満の時は120分以内、25℃以上の時は90分以内となっています。

今日の気温は25℃未満ですから、120分でタイムアウトです。

結局、ポンプ車を呼び道路上に配管を行う事にしました。

凄いでしょ

この中をコンクリートが流れていくんです。

正確に言えば、ポンプの圧力で押し出されて行きます。

大丈夫

途中で止まったりしないの

急に心配になってしまいました。

配管を終えたところで、生コン車が到着。

プラントを出た生コンは、1時間掛けて現場に到着した事になります。

残り時間は、あと60分。

いつもの現場なら楽勝ですが、やはり心配です・・・。

打設開始

筒先から出てくる生コンは、いつもに比べて元気がありません。

いつもなら、バシャーッって感じ。

でも今日は、ドロッ・・・って感じ。

見ていても、中々出て来ません。

オペレーターに聞いてみると、配管延長が15mもあると勢いはかなり落ちるとの事。

これは、時間が掛かりそうだな・・・。

そう感じました。

オペレーター×2名、鏝押さえ担当×2名。

ガードマン×2名で打設に当たりました。

作業自体は順調に進みました。

小型の生コン車×2台で合計3.0㎥の生コンを打設。

そして最後は、配管内の残った生コンを現場に明ぶちまけていきます。

こんな感じに配管をバラシます。

 

そして配管を運び、一方を持ち上げて生コンを排出。

無事打設完了です。

もちろん60分以内に終えることができました。

養生&カラーコーンを片付け、掃き掃除を行います。

道路は水洗いしました。

これにて、今日の作業は終了です。

皆さん、お疲れさまでした。

乾くのを待って、明日墨出しを行う予定です。

その後、外枠を設置して鉄筋を組み始めます。

しばらくは、人海戦術を続けます。

重い物をたくさん運ばなければなりませんから・・・。

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