練馬区桜台の現場で屋根にディプロマットを葺きました。

練馬区桜台1丁目に建つ『FPの家 K邸』の、屋根工事が終わりました。

毎度お馴染みのディプロマット葺き。

ガルバリウム鋼板とほぼ同じ成分のジンカリウム鋼板を基材とし、イラストのような構成をした軽量金属屋根です。

第一の特長は、軽い事。

一般的に使われている平板スレートや瓦と比較すると、その軽さにびっくりすると思います。

屋根の面積が60㎡の家であれば、ディプロマットは420kg。

平板スレート(コロニアル等)は1080kg、日本瓦は3000kgとなります。

屋根材が重いと、耐震上は不利になります。

だから、その分躯体の耐震性を高める必要があります。

筋交いを増やす必要がある訳です。

でも狭小地だと、制約が多いから筋交いを増やすのって難しいんですよね・・・。

しかも軽い屋根は施工性が高いんです。

例えば、今回の場合は3人で6時間作業でした。

屋根揚げから屋根葺き、そして後片付けまでの時間です。

特長は、まだまだあります。

 

雨が入りにくい形状をしています。

そもそもガルバって、耐久性の高い素材でしょ

 

だから、30年の保証がついているんです。

頻繁に塗り替えを行う必要もありません。

だから、長い目で見ればお得です。

初期投資は少し余計に掛かるけど、30年後には「選んで良かった・・・。」と思う筈

しかも表面の石粒効果で、日射熱の緩和や雪止め効果も期待出来ます。

だから雪止め金具も設置しません。

雪止め金具って、不格好なんですよね。

付けない分、コストも削減できます。

棟換気も多めに付けています。

一般的には、上記基準に基づき小屋裏換気量が決められています。

軒裏からの必要吸気量と換気棟からの必要排気量をそれぞれ求め、それ以上の吸排気を行えるように吸排気孔を設けなければならないんです。

でも最近は、この基準の根拠自体が疑われているんです。

上図を、ご覧ください。

同じ条件の元、小屋裏換気無し・小屋裏換気/最低基準・小屋裏換気/多めの3パターンで比較したデーターです。

外気温度30℃、風速2.5m/Sの時の3パータンの小屋裏温度は以下の通りです。

換気無し・・・61.4℃

最低基準・・・55.4℃

多め・・・50.1℃

この違いが、夏場の暮らし易さや省エネに響くんです・・・。

軒先には、軒先キャップを取付けました。

野地合板の先端って、経年劣化の激しい部位なんです。

20年もすると、大抵ここが傷んでいます。

だから、板金でカバーします。

転ばぬ先の杖って訳です。

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上記をご確認ください。

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