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今日は、弊社の飛び石連休の中日に当たります。
昨日は春分の日でした。
ご存知のように、昼間の長さと夜の長さが同じになる日です。
今日から秋分の日までの間は、昼間の方が長いんですよね。
太陽のルートも、少しづつ変わります。
夏至・冬至と春分・秋分の太陽高度とルートを挙げてみました。
あくまでも東京の場合です。
これを見るとわかるように、季節により日射の影響は変わるんです。
強弱もそうだし、陽の当たる位置も変わって来ます。
冬の日射は大変ありがたいけど、夏の日射は困るでしょ?
それを上手にコントロールして、快適&省エネ生活に活かすのが『パッシブ設計』です。
落葉樹を適切な位置に植えれば、葉が夏の熱い陽射しを遮ってくれます。
また冬は葉が落ちるので、冬の暖かい陽射しを遮ることはありません。
陽の当たる窓に遮蔽部材を取付けるという手もあります。
昔はスダレを立て掛けたりぶら下げたりしていました。
最近は、シェードやオーニングを利用する事が多いですね。
部屋の内側のカーテンやブラインドを閉めても効果はあります。
但し、その効果にはかなりの違いがある事をご承知ください。
窓に日射取得率50%のガラスが入っている場合の、それぞれの遮蔽部材の効果を比較している資料を挙げました。
日射取得率50%とは、窓から侵入する輻射熱の半分を防ぐ事を示します。
東京の場合、南面の窓に当たる日射量は1.0㎡当たり400Wと言われています。
例えば、南面に次のような窓があったとしましょう。
①W1.65×H2.00の引違い窓×3箇所
②W1.65×H1.30の引違い窓×1箇所
①②の窓の合計面積は、12.5㎡になります。
400Wの日射が12.5㎡に当たるとすれば、合計日射量は5,000Wになります。
これって、1,000Wの電気ストーブ×5台分の熱なんです。
でも日射取得率が50%であれば、半分の2,500Wの日射熱が室内に侵入することになります。
参考までに、上図では取得率64%ガラスと30%ガラスで比較しています。
前者を日射取得型ガラス、後者を日射遮蔽型ガラスなんて言い方をします。
ガラスによる日射遮蔽では、季節による切り替えができません。
できれば取得型を設置して、夏の日射を遮蔽部材で抑制する事をお勧めします。
ここで先程の比較が活きてきます。
例えば窓内側のレースカーテンを閉めた場合の効果は、13%ほどになります。
レースカーテンをブラインドに変えれば、さらに4%ほど効果が上がります。
外付ブラインド・すだれ・シェードであれば、38%もの効果が期待できる訳です。
庇や屋根を大きく張り出す事で日射のコントロールをする事も可能です。
出幅だけではなく、巾も重要となります。
他の遮蔽部材と併用する事で、さらなる快適&省エネ性をGETする事が可能です。
でも狭小地だと、日射の当たる窓ってあまり無いんですよね。
窓に陽が射さなければ、取得率よりも断熱性能を重視することになります。
太陽を活かせると、生活に様々な潤いが生まれます。
この機会に自然の恩恵を活かした住まいづくりを考えてみませんか?
posted by Asset Red
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