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練馬区桜台1丁目に建つ『FPの家 K邸』では、2階床の施工が始まっています。
写真は、厚さ28mmのネダノン合板上に敷き込まれた『制振ゴム』を撮ったもの。
これ、厚さ6mmの合成ゴムとフェルトの複合品です。
これをフローリングの下に敷くことで、軽量衝撃音を軽減してくれます。
一般的には、階上音に関するクレームって意外と多いんです。
まして高断熱・高気密住宅であれば、外からの音が入りにくい構造のため、室内の音が余計に気になります。
階上音対策って、必須だと思うんです。
ドシンドシンという音(振動)を重量衝撃音と言いますが、これは構造を固くしなければ軽減する事が出来ません。
結構費用が嵩むんですよね・・・。
でも軽量衝撃音であれば、制振ゴムを敷く事で軽減することが可能なんです。
椅子を引く時に発生する音や、スリッパのパタパタ音が、これに当たります。
しかも制振ゴムを敷く事で、膝裏の負担を軽減できるんです。
ゴムの有無で、疲労の度合いが異なる訳です。
また転倒時の衝撃も軽減出来ます。
お年寄りには、嬉しいでしょ?
費用はそれほど掛かりません。
費用対効果、高いと思います。
でも話声やテレビ等の音など空気伝播音は、別の対策が必要となります。
防音ドアを設置するとか、天井に吸音材を貼るなど・・・。
いずれにしても、吸音・遮音・防音対策って費用次第で効果が異なります。
無垢フローリングの施工も始まりました。
今回は厚さ15mmのバーチ材に自然オイルを塗ったユニフローリングを採用しています。
無垢フローリングって味があって良いんですよね。
合板にシートを貼った複合フローリングと違い、経年劣化しにくいんです。
むしろ経年美化すると思います。
足触りも良く、ベトベトしません。
傷ついても目立たないし・・・。
でも、コストはそれなりにアップします。
イラストのように雄さねに釘を打ち雌サネを挿し込んでいきますが、この時に注意する事があるんです。
木材は、湿度によって伸び縮みするからです。
空気の乾燥する冬季は、フローリングが収縮して目地が拡がります。
反対に湿度の高い夏季は、目地が狭くなります。
場合によっては、イラストのように結合部が突き上げられるかもしれません。
こんな事になったら、ウグイス張りのように床が「ギジキシ」鳴ってしまいます。
そうならない為には、伸び縮みの量を正しく知る必要があるんです。
そして、その量に応じて予め目地にゆとりを持たせます。
目地が広過ぎると、恰好わるいでしょ?
でも狭すぎると、具合が悪いんです。
だから、適正な目地幅にしなければなりません。
でも樹種や木目、厚さや巾によって適正な目地幅は異なります。
その点、複合フローリングは簡単です。
だって合板は、伸び縮みが極めて小さいですから・・・。
一定の目地巾を確保するために弊社では、写真のようなパッキンを挟んで施工しています。
緑色のパッキンを挟むことで、0.6mmの目地巾を確保出来ます。
ある程度フローリングを張ったら、パッキンを抜きます。
この繰り返しです。
結構手間が掛かるんです。
それでも、無垢フローリングをお勧めしたいんです。
やっぱり風合いが違うんですよね。
posted by Asset Red
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