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弊社の基本は『屋根断熱』です。
屋根タルキの間に、厚さ105mmの硬質ウレタンフォームパネル(FPウレタン断熱パネル)を充填するのが標準となります。
でも、たまには『天井断熱』を採用する事もあります。
この場合は、天井野縁と石膏ボードの間に気密シートを張り、その上に400mm程度セルロースファイバーを吹き込みます。
いわゆるブローイング工法です。
小屋部分のイメージ図を挙げてみました。
黄色い部分がセルロースファイバーです。
セルロースファイバーは木質繊維を綿状にしたものですから、風が吹くとふわふわ舞ってしまいます。
小屋裏には常時風が吹いているので、せっかく断熱しても通気層等から零れてしまいます。
そこで一般的には、屋根タルキの下端に隔て板を取付け、断熱材が零れないようにしています。
普通はベニヤ等を利用する事が多いと思います。
弊社も以前はベニヤを利用していました。
ここで注目して貰いたいのが、断熱材の外壁寄りです。
屋根タルキの下端に隔て板を取付けるため、断熱材の厚さが他よりも薄くなってしまいます。
つまり断熱性能が低い訳です。
そこで弊社では、イメージ図のように隔て板を厚さ100mmの硬質ウレタンフォーム板にしています。
こうすれば、セルロースファイバーが薄くても断熱性能が落ちる心配はありません。
こんな断熱材を使います。
上面がアルミクラフト紙になっているので、遮熱性向上も期待出来ます。
これを屋根タルキ間に充填します。
また母屋下がりの場合も、同様にこれを充填します。
そして、繋ぎ目をアルミテープでしっかりと貼り合わせます。
こんな感じです。
ちなみに弊社では、ブローイング仕様の場合にはタルキ下に遮熱部材を取付けるようにしました。
断熱性能だけ高めても、遮熱対策を行わないと夏場困っちゃうんですよね・・・。
遮熱施工の様子は、日を改めてご報告したいと思います。
posted by Asset Red
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