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昨日、築25年目を迎える弊社OB宅にお邪魔してきました。
「リビングの開き戸の建付けが悪くなり、閉まらくなっちゃったんだよ。」
という、お電話を戴いたんです。
たぶん調整機能付丁番自体の交換が必要になるんだろうなぁー。
ご主人の話を聞きつつ、そう感じました。
当時採用していたユニット建具のメーカーは、既に事業統合して別の名前になっています。
製品自体も、当然廃盤品・・・。
部品、供給してくれるかな?
心配しつつ、現地に向かいました。
確かに建付けが悪くなっています。
廊下から見て、建具が右に傾いてしまい、戸先が枠に当たっています。
閉めようとしても、閉まらない状態でした。
ドライバー1本あれば、こうした建付け不良を解消できるのが調整機能付丁番のメリットです。
さっそく建具上部の丁番を調整してみましたが、効果ありません。
しかもネジ頭自体がつぶれていて、なかなか回らないんです。
「訳もわからず、ネジを回していたらバカになっちゃったみたい・・・。」
ご主人が、申し訳なそさうに呟いていました。
色々とやってみましたが、どこをいじっても改善しません。
取り敢えず、あまり使っていないという部屋の丁番と交換しました。
これでリビングドアの建付け不良は解決です。
でも使わないという部屋のドアは、建付け不良のままなんです。
いくら使わない部屋とは言え、扉が閉まらないというのも困ったものでしょ?
なんとか開け閉めできる状態にしようと、色々やってみました。
原因はすぐにわかりました。
丁番と枠の間に写真のような部品が入っていて、ネジを回すと丁番が浮き沈みするしくみになっています。
丁番部分をイラストにしてみました。
写真の部品が木枠に明けられた穴に埋まっています。
イラストでは『部品』と書かれています。
ここにある2つのビスを回す事で、丁番が浮き沈みする訳です。
でも、この上ネジが回しても途中で止まってしまうんです。
その為、丁番が枠から浮いてしまい建付不良となっていました。
強引に回し過ぎて、ネジ山がつぶれてしまったと思われます。
この部品を取り寄せて交換すれば、問題解決です。
原因がわかれば、あとは応急処置を施すだけ!
新しい部品が手元に届くまでの間、扉が開閉出来れば良いんです。
事情を説明して、この部品を取り外す事にしました。
外してしまえば、丁番が枠にぴったりつきます。
これで問題なく開閉できるようになります。
建付け調整は出来ませんが・・・。
しばらくの間、この状態で使ってもらうようお願いして、OB宅から帰って来ました。
そして、メーカーに部品の特定と品番を教えてくれるようメールしました。
2・3日すれば、回答が来るだろうと思っていました。
でも回答は、すぐに来たんです。
でも、その回答は・・・。
「すでに廃盤となっており、部品の供給も出来ません。」との事。
そのままOBにお伝えして、今後の対応を相談しました。
結果的には、今回の修理はこれにて完了となりました。
建付け不良が再発したら、その時に対策を考えよう!
と、なった訳です。
イザとなれば、建具屋さんにお願いして他メーカーの丁番に交換するという手もありますしね・・・。
丁番に合わせて枠を掘り込む必要があります。
費用も、それなりに掛かると思います。
そう、お伝えしました。
そうそう、修理の様子を見ていたご主人が呟いていました。
「そんな仕組みになっているんだ・・・。」
「わからないから、とにかくネジを締めようとしたのがマズかったんだね。」
今度壊れたら、すぐに電話ください。
そう、電話でお伝えしました。
さすがに「生兵法は怪我の元ですから・・・。」とは言えません!
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