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本日、板橋区弥生町の『FPの家 S&N邸』にて完成現場見学会を開催しました。
構造見学会と違い、完成見学会では目で見て匂いを嗅いで快適さを体感してもらいます。
そのため会場内に設置する表示物も可能な限り減らすように心掛けているんです。
暑い日や寒い日は、黙っていても高断熱・高気密をアピール出来ます。
エアコンに頼らない快適さを実感して貰えますから。
でも中間期は難しいんですよね・・・。
そんな時には、自然素材をアピールします。
機能する換気システムと相まって、室内の空気は新鮮でさわやかですから・・・。
もちろん化学物質のイヤな香りもしません。
でも今回は、敢えてこんな物を置いてみました。
ラジオメーターというオブジェです。
電球のようなガラス管の中は、真空に近い状態なんだそうです。
そしてこの中に、表裏が白黒に塗られた羽根車があります。
光をあてると光の吸収率の高い面(黒い面)がより暖められ、黒い面に接触した気体分子に、より大きな運動量を与えます。
そして、その反作用によって羽根車は回転を始めます。
つまり板の黒い面付近の気体の分子運動が活発化し板の表裏に圧力差が生じた結果、黒い板が押されて回転する訳。
光(赤外線)の強さによって、羽根車の回転する速度は変化します。
これを使えば、赤外線の強弱がわかる訳です。
日当たりの良い場所に置き、各種ガラスを上に翳して回る様子を見て貰いました。
写真は、トリプルガラス(遮熱グリーン)を翳した場合です。
ちなみに、このガラスは熱貫流率0.63W/㎡・Kで日射取得率33%です。
そして、もう一枚のガラスはトリプルガラス(日射取得ESクリア)でした。
このガラスの熱貫流率は0.61W/㎡・K、遮熱グリーンよりも高性能なんです。
しかも日射取得率が58%もあります。
羽根の回り方が、かなり違いました。
お客様の反応も中々でしたよ!
わかりやすいと、高評価を戴きました。
近くには、こんなラベルを貼ってアピールしました。
こんな感じです。
ついでに、ガラスの熱損失と日射熱取得量の比較も表示してみました。
この現場では、ESクリアとグリーンの両方を採用しています。
日の当たる床に足を置いて実際に体感すると、その違いにびっくり!
えっ、こんなに違うの・・・。
残念ながら防火窓には使えませんが、シャッター防火の窓には、どんどん使おうと思いました。
ガラスの色も明るいので、違和感もないんですよね・・・。
1時間に1組づつという事で、計7組の方々をご案内する事が出来ました。
昨日も1組、明後日も1組ご案内させて戴きます。
たまには、こんな切り口の見学会もいいなぁーと思いました。
会場を快くお貸し戴いたS&N様、本当にありがとうございました。
ご来場戴いた皆様も、ありがとうございます。
引き続き弊社を、宜しくお願い致します。
そしてスタッフの皆さん、お疲れ様でした。
今度は構造見学会です。
準備を進めないといけません・・・。
posted by Asset Red
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