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昨日は瑕疵保険の検査を2軒受けました。
1軒は、昨日の拙ブログに書かせてもらった『FPの家 S邸』です。
そして、もう1軒は『FPの家 K邸』でした。
練馬区桜台1丁目の現場です。
ここで行ったのは、『追加外装下地検査』です。
雨水の侵入を防ぐ部分の検査となります。
雨漏り事故の多い部分は、上イラストの通りです。
「新築住宅で雨漏りなんて、無いんでしょ?」という方が結構います。
でも、そうでもないんです。
実は、保険事故の94%が『雨漏り』なんだそうです。
だから追加外装下地検査を受けよう!
という事なんですが、案外受けている工務店は少ないそうです。
だって、必須じゃないんだもん!
そう、追加外装下地検査は『オプション検査』なんです。
JIOの方に聞いた事があるんですが、雨漏りの発生している建物って、追加外装下地検査を受けていないケースがほとんどらしい・・・。
「前科のある施工者は、必須にすればいいのでは?」と質問した事もあります。
「そうしても、他の瑕疵保険会社に乗り換えるだけなんですよね・・・。」
溜息交じりに答えていました。
雨漏りを起こして保険を利用した施工者は、いくつかの瑕疵保険会社をぐるぐると回るそうです。
当然、瑕疵保険会社でも「あっ、来たな!」と警戒するそうです。
でも、正規のルートで来られると保険引き受けを拒否する事は出来ません。
そして、最後の綱である追加外装下地検査を省略されてしまえば・・・。
明らかな制度設計上の欠陥だと思うんですよね。
でも改善には、まだまだ時間が必要らしいです。
弊社では、積極的に利用しているんですが・・・。
検査員は、手を透湿防水シートに当てながら、建物の外側を回っていきます。
シートの継手を確認しつつ、シートの下に配線等がないかどうかを確認していると思われます。
また、この時にシートの破れや穴があれば、教えてくれます。
そんな時は手に持った防水テープで、すぐに是正するようにしています。
この時に、タッカーを見つけるとテープを貼るようにもしています。
今回は建物と足場の間が比較的広いので、検査員も歩きやすそうです。
足場に登って、下から上に上がって検査をしています。
エアコンのスリムダクト貫通部の防水処理。
排水配管の貫通部分の防水処理。
換気ダクト貫通部の防水処理。
電線貫通部の防水処理。
玄関庇に関しては、透湿防水シート施工後に設けたため、防水処理は完璧だと思います。
いつもは念入りにチェックする検査員も、今回はスルーしていました。
雨漏りって、建物に大きなダメージを与えます。
住人の心にも、大きなダメージを残すんですよね・・・。
だからこそ、念には念を入れて丁寧な施工が求められると思います。
多少費用が嵩んでも、時間が余計に掛かっても、手を抜く事は出来ません。
この検査も、そういう意味で必須だと思うんですよね・・・。
チェックする目が増えれば増えるだけ、施工不良を減らす事が出来ます。
今回の検査も無事合格しました。
これでようやく次の行程に進むことが出来ます。
あとは雨が降らない事を願うだけです・・・。
posted by Asset Red
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