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今回は新しい試みについて書いてみようと思います。
板橋区弥生町に建つ『FPの家 S&N邸』のエアコンは、いつもと少しだけ違うんです。
第3種ダクト式セントラル換気システムを採用。
UA値:0.39W/㎡・K
ηAC値:1.9
C値:0.3㎠/㎡
という弊社の標準的な専用住宅(3階建て)でした。
1階洋室に暖房用エアコンとして、廉価タイプの2.2KWを1台。
2階リビングに予備エアコンとして、廉価タイプの2.2KWを1台。
3階廊下に冷房用エアコンとして、廉価タイプの2.2KWを1台。
計3台を設置しています。
1・2階のエアコンは、普通に壁付けとしました。
でも3階のエアコンは、少しだけ変えてみたんです。
3階のエアコンです。
エアコンの上に四角い箱があるでしょ?
これが今回の工夫なんです。
エアコンのしくみを表すイメージイラストを挙げてみました。
一般的な壁付エアコンは、イラストのように上部の採り入れ口から室内空気を採り入れます。
エアコンフィルターの付いている部分です。
ここから採り入れた室内空気は、室内機内部の熱交換器を通過する際に冷却されます。
冷却と同時に空気の湿度は下がり、結露水はドレンホースから建物外に排出されます。
簡単に言えば、これがエアコン冷房のしくみです。
第3種換気システムの場合、自然給気口は居室の壁に設置するのが普通です。
ここから採り入れた外気は、室内空気と混じります。
35℃の外気が28℃の室内に入れば、室内温度は多少上がります。
上がった温度を下げようとエアコンは動きます。
この時、空気採り入れ口から入る空気の温度は28℃を少し上回る程度だと思います。
湿度も、それなりに下がっている筈。
だからエアコンは、たいして働きません。
設定温度と採り入れた空気の温度に、あまり差がありませんから・・・。
でも採り入れ口付近の空気がもっと暖かければ、エアコンは必死に働く筈でしょ?
実は先程の写真でエアコンの上にあったのは、給気口だったんです。
150Φの給気口を2個設置してあります。
そして3階居室には、自然給気口を一切設けていません。
だから新鮮空気(外気)は、全てエアコンの上に供給されます。
たっぷりと湿気を含んだ35℃の外気・・・。
熱交換器に触れれば、急速に湿度・温度とも下がります。
冷房効率が良くなる訳です。
湿度も下がります。
より快適になる筈なんですよね・・・。
あくまでも理論上の話です。
実際にどうなるのか?
結果は、データロガーを使って確認する予定です。
もちろん、この場を借りて報告させて戴きます。
早く確認してみたいなぁー・・・。
posted by Asset Red
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