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昨日、板橋区徳丸1丁目にて『FPの家 O邸』の地鎮祭を行いました。
地鎮祭と書いて、『じちんさい』や『とこしずめのまつり』と読みます。
土木工事や建築工事を始める前に行う、その土地の守護神(鎮守神)を祀り、土地を利用させてもらうことの許しを得る儀式です。
神式と仏式があるそうですが、今回はすぐ近くにある北野神社の神職に来て戴きました。
せっかくですから、その様子を振り返りつつ、地鎮祭の手順を簡単にご説明したいと思います。
祭壇や参列者を祓い清める『修祓(しゅばつ)の儀』から始め、祭壇に神様を迎える『降神(こうしん)の儀』では、サイレンのように高い声をしばらく発しています。
この声を目印に神様が降りてくるそうです。
子供達はビックリしたんじゃないかな?
少し心配しました。
神様にお供え物を食していただく『献饌(けんせん)の儀』では、神酒の器等の蓋をカチャカチャと開けています。
神様への報告や工事の安全を祈願し祝辞を読む『祝詞奏上の儀』では、いつもより長めの祝詞が読まれていました。
続いて、米・塩をまいて土地をお祓いする『四方祓い(しほうはらい)の儀』。
そして、いよいよメインイベントの『地鎮(じちん)の儀』が執り行われました。
そもそも地鎮祭は、これから行う建設作業における安全祈願祭。
建主および施工店・設計会社の共同作業が基本です。
ですから『地鎮の儀(鍬入れの儀)』においても、『鎌』設計会社、『鍬』は建主、『鋤』は施工店が行います。
弊社では設計および施工を行うので、鎌を省くことが多いですね。
鎌は整地を意味を表し、鍬は土を掘ることを表します。
そして鋤は鎮物を埋めることを意味する作法です。
ただ、「エイ!エイ!エイ!」と叫びながら盛砂を掻き回している訳ではありません・・・。
ちなみに弊社では、スコップを鍬と鋤に見立てています。
木製の鎌・鍬・鋤セットも販売しているんですよね、そろそろ用意した方が良いのかな・・・。
この後、神前に玉串を捧げる『玉串拝礼(たまぐしはいれい)の儀』が執り行われました。
玉串を神前に納め、2礼2拍手1礼します。
今回は10本の玉串を、それぞれが納めさせて戴きました。
その後、お供え物を下げる『撤饌(てっせん)の儀』、神様をお送りする『昇神(しょうじん)の儀』と進み、最後は神酒で乾杯する『直会(なおらい)の儀』を行いました。
昔は、お神酒をみんなで呑んでいました。
でも最近は、呑んだ振り・・・。
なんか勿体ない気がします。
神様って、みんなお酒好きでしょ?
呑んだ振りしてたら、気を悪くしないのかな・・・?
記念撮影をして、お開き
その後、神職のお手伝いをして解散となりました。
せっかくの地鎮祭です。
大抵の人は、人生に1回の経験だと思います。
地鎮祭の意味や、儀式の意味を知った方が良いと思うんですよね。
でも神職の方って、説明してくれません。
お坊さんの説教のように、話が長いのも困るけど・・・。
という訳で、簡単に書いてみました。
式の後、鎮め物を預かりました。
基礎工事の際に、これを基礎の中心に埋めさせて戴きます。
これも重要なんですよね。
なんといっても、安全祈願祭ですから。
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