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杉並区阿佐谷北3丁目で進められている『FPの家 S邸』の話です。
室内では2階天井の防湿・気密フィルムの施工が終わり、石膏ボード張りが進められています。
弊社では写真のオレンジ色のフィルム、厚さ0.2mmのポリエチレンシートを採用しています。
コシもあるし、巾が2,100mmもあるから施工が楽なんですよね。
ジョイント部分やタッカー穴には、アルミテープを貼っています。
壁と天井の取合い部分を撮ってみました。
弊社では、外壁に厚さ30mmの配線スペースを設けるようにしています。
その為CD管や電線等は、ここを通して天井裏に上げるようにしています。
ここが施工時の注意点なんですよね。
通常、配線や配管を天井裏に上げる場合には、野縁に穴を明けある程度の本数を括って、ここを通します。
でも今回は、天井野縁の下に張られたフィルムが防湿・気密層になります。
いつもと同じ施工では、配線回りの隙間を塞ぐのが難しいんです。
そこで写真のように、野縁に穴を明けて線や管を1本づつ通すようにしています。
こうすれば、線&管周りの隙間をテープ等で塞ぐことが出来るんです。
ちなみに今回は、防湿・気密フィルムの上にセルロースファイバーを400mmほど吹く予定です。
古い新聞紙を細かく裁断し繊維状にした物をホースで吹き込む断熱工法です。
ブローイングなんて言い方をする事もあります。
一般的に採用されているマットタイプの場合、天井野縁が邪魔をして隙間が出来る場合があります。
でもブローイングであれは、簡単に隙間の無い断熱層をつくる事が出来ます。
フィルムの下には、強化石膏ボードを張りました。
区からの指導で、準耐火建築物にしなければならないんですよね・・・。
写真は、天井点検口の為の開口です。
ここに高気密・高断熱タイプの天井点検口を設置します。
点検口の蓋を開いたら断熱材が落ちて来た・・・。
なんて事が無いように、断熱厚さよりも点検口枠が上にくるようになっています。
しかも気密性や断熱性も高いので、天井が防湿・気密&断熱境界になる場合には、うってつけの点検口なんです。
天井ボードの施工も、間もなく終わりそうです。
外回りでは、外壁を貫通する配管等の回りの防水対策が行われています。
100Φの排水管周りには、専用部材&防水テープ。
150Φの換気ダクト周りにも、同様の処理を行っています。
50Φの排水管と25Φのオーバーフロー管周りには、別の専用部材&防水テープ。
エアコンダクトにも、同様の処理を行っています。
こちらはレンジフードの排気ダクトです。
Φ150ですが、ここは少し違う納まりをしています。
東京都の場合、レンジフードの排気管が不燃物を貫通する場合には色々と制約があるんですよね・・・。
幹線の回りには、ストレッチテープを貼りました。
このテープ、施工性は良いんですがすぐに剥がれちゃうのが珠に疵なんです。
そこで、剥がれないように防水テープを重ね貼りしています。
CD管周りの防水施工です。
左側が従来の施工、そして右側がお試し施工です。
先日ウルト・ジャパンの担当者からサンプルを戴きました。
シートの裏が粘着シートになっているので、周りを防水テープで貼る必要がありません。
施工性良いですね。
値段もまあまあだと思います。
防水性・気密性も問題無いと思います。
問題は汎用性ですよね。
現状は決まった太さにしか対応出来ていません。
でも今後は、バリエーションを増やすそうです。
期待しています・・・。
posted by Asset Red
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