アングルが無ければ、アングルを付ければ良いんじゃない?

弊社の某現場の窓枠を撮ってみました。

ここでは、ラジアータパインの窓枠を採用しています。

でも、今回の話題は窓枠ではありません。

その横に見える、白い部材。

これが、今回の主役なんです。

ちなみに弊社が標準採用している樹脂サッシには、アングルの設定がありません。

中には、アングルという方もいるかも知れませんね。

アングル

L社の商品ページから抜粋させて戴きました。

アングルとは、室内側に取り付ける窓枠をきれいに納める為の部材です。

実際の納まりを見てみましょう

Y社のアングル付枠の場合です。

窓枠がアングルにきれいに納まっているでしょ

でもES社のアングル無枠の場合は、こうなります。

一般的なサッシでは、アングルの有無を選ぶ事が出来ます。

でもES社の樹脂サッシの場合、非防火窓であれば選択が可能ですが、防火窓では選択する事が出来ないんです。

その為、窓枠を普通に納めると写真のようになります。

見た目的には、おかしくないと思います。

でも施工的にはNGなんです。

窓枠を躯体に、どう固定するの

弊社では、らく枠という金物を用いて窓枠と躯体を固定しています。

でも、この金物で窓側を固定する事が出来ません。

だって、脳天からビスで留める訳にはいかないでしょ

接着剤と隠し釘の併用はしたくないし・・・。

アングルがあれば、ビス頭を隠すことが出来るのに・・・。

という訳で、色々と考えてみました。

もう、随分と昔の話です。

アングルが無ければ、付けちゃえばいいじゃん

そして、白い樹脂製のアングルを用意して、それを窓と窓枠に固定する事にした訳です。

こんな感じに納まります。

これを樹脂サッシに押し付け、固定すれば良いんです。

①アングルを窓のフレームにビス留めします。

②組んだ窓枠をアングル内に納め、アングルと窓枠に下穴を明けます。

③下穴に皿ネジを挿し込み、留め付けます。

④窓枠手前にらく枠を取付け、躯体と固定します。

完成写真ですか

秘密です・・・。

嘘嘘・・・。

きれいに納まっているでしょ

ちゃんと、らく枠を利用しています。

後は、窓枠と躯体の隙間に発泡ウレタンを充填し気密処理を行えば作業完了です。

この時使うのは、あくまでも低発泡タイプの発泡ウレタンです。

高発泡タイプだと、色々マズイ事になってしまいます。

出来れば、硬くならないタイプをお勧めします。

建物の動きに対して柔軟に追従する事で、地震時の破断等を防ぐことが出来るからです。

ウルトのピュアロジック フレックス弾性発泡ウレタンが良いでしょう

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