練馬区桜台1丁目の現場のスイス漆喰が塗り終わりました。

雨が降ったり止んだり・・・。

梅雨って、気が滅入りますよね。

そんな時期に、こんな壁を見ると心が晴れます。

練馬区桜台1丁目に建つ『FPの家 K邸』の外壁、真っ白なスイス漆喰です。

晴れていれば、もっと真っ白く輝くのに・・・。

ちょっと残念です。

以前はカルクウォールを採用していましたが、最近はカルクファサードを採用する事が多くなりました。

後者の方が、ゴミが少ないからです。

前者はネタがバケツに入っていますが、後者は粉末が袋に入っています。

現場で清水を加え攪拌する手間は増えますが、運搬・搬入自体は楽になるんです。

たくさんのバケツは、そのままゴミになりますが、袋なら丸めればコンパクトになります。

狭小地の場合、絶対後者の方が良いと思うんですよね・・・。

 

仕上がりは、ほぼ変わらないでしょ

 

どちらのスイス漆喰も、下地にはミネラル下地材を塗ります。

これを塗る事で、モルタル下地とスイス漆喰の密着と水引きを抑える効果があるそうです。

 

たまにはスイス漆喰のメリットを書いてみたいと思います。

上の写真では、カルクウォールと一般的な塗り壁材を比較しています。

実験場所は東京都中央区、実験期間は2010年7月20日から10月20日までの3か月です。

汚れ具合を比較すれば一目瞭然でしょ

原因は、塗料中に含まれる樹脂が帯電し空気中の埃を引き寄せるからと言われています。

こちらは、カルクウォール(左)と和漆喰(右)の比較。

ドイツの研究機関によるカビの培養実験の結果なんだそうです。

容器の中の黒い物はカビ、真ん中の白いのが漆喰となります。

和漆喰のPHは10程度、一方カルクウォールのPHは13超(強アルカリ性)となっています。

生物の生存限界は11くらいですから、ほとんどの菌やカビはスイス漆喰に付着すると死滅します。

でも日本漆喰の場合は、ギリギリなんですよね・・・。

これが何を意味すると思いますか

そう、スイス漆喰は藻やカビが生えにくいんです

汚れにくくて、カビにも強い

これがスイス漆喰を使うメリットです。

他にも、色々あるんですが・・・。

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