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今日は水曜日、アセットフォーはお休みです。
先日、築23年目を迎える弊社OB宅にお邪魔しました。
階段に設置した壁付手摺の不具合を、直して来たんです。
以前からメンテナンス工事を定期的に実施しているお宅ですが、さすがに20年を越すと家のあちこちが壊れて来ます。
それでも、今回の不具合は納得出来ませんでした。
ますます建材メーカーへの不信感が募っちゃうんですよね・・・。
H邸の不具合自体は、大した事ありません。
「手摺を支えるブラケットが壊れてしまったので、直して欲しい。」
ブラケットが壊れる?
最初は、信じられませんでした。
アルミダイキャストって、そんなに簡単に壊れるの?
アルミダイキャストとはアルミニウム・亜鉛・マグネシウム・銅などの合金を金型内に圧入し、瞬時に成形する特殊な鋳造品です。
精密な寸法・正確な仕上がり・美しい表面・優れた技術を持つ複雑な形状の製品が大量生産できるため、その価値は金属加工業界の中でも高く評価されています。
でも調べてみると、強度はあまり大きくないようですね。
アルミダイキャストって、超合金ですよね?
子供の頃に憧れたマジンガーZの人形の素材に使われていました。
ちなみに原作上の超合金Zは、こんな金属です。
金属結晶の原子の並び方の乱れ、すなわち格子欠陥のない金属(現実にはミリサイズのものしか存在しない)であり、極めて堅牢とされている。
日本の富士の裾野にしか存在しないジャパニウムという架空の鉱物から生成される。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より一部を抜粋・転載しました。
まさか超合金が、こんなに弱いとは・・・。
話を元にもどしましょう。
それにしても・・・。
ブラケットが壊れたという話は、私自身初めてなんですよね。
問題のブラケットは、こんな感じでした。
確かに、可動部分がポッキリ折れています。
手摺もブラブラして危ないので、写真のように固定されていました。
新しいブラケットを購入して交換!といけば、話は単純です。
でも既に廃盤になっている為、部品を取り寄せる事ができません・・・。
最近、よくある話です。
「別に、デザインが違っても良いわよ。」
「機能さえ果たしてくれれば問題ないわ。」
「費用を最低限に抑えてね。」
とH様は言います。
早速、現行のブラケットとの互換性を確認しました。
ガーン😨?!
ブラケットの脚の長さが違うようです。
1・2mmなら問題ないのに、9mmも違います。
なんでまた・・・。
全部交換するしかないのかな?
手摺&ブラケットを全て外し、新しいブラケットに交換するのって結構手間が掛かります。
階段回りの内装に傷を付けないようにするには、2人で行きたいんですよね。
でも恰好を気にしなくても良いなら、パッキンを咬ませるという手もあります。
これなら、手間も大して掛かりません。
H様に相談してみると、それでいいと言います。
そして、新しいブラケットとパッキンを発注!
ようやく手元に届いたので、交換に伺った訳です。
工事自体は、1時間程度で終わりました。
ブラケットを取外し、丸い木製パッキンを仮付け。
そこに新しいブラケットを取付け、最後に手摺棒を固定しました。
そんなに違和感もないでしょ?
4個あるブラケットのうち、3個が壊れていました。
一遍に壊れたのかな?
作業を進めながら、壊れた時の様子を聞いてみました。
「孫が体重を掛けたのよ。」
「そしたら、バキッ!と・・・。」
なるほど・・・。
それならわかります。
なんだ製品のせいでは無いんだ・・・。
「あくまでも補助手摺ですから、体重を掛けるのはNGですよ。」
念の為、そうお伝えしました。
「わかっています。」
「でも、孫の遊び場になってるんです。」
「もしかして、お孫さんはマンション暮らしですか?」
「えっ、なんでわかるの?」
「マンション暮らしの子供には、階段が珍しいようですよ。」
そんな話をしつつ、後片付けを済ませてOB宅を離れました。
弊社も間もなく創業から32年目を迎えます。
その間に家づくりのお手伝いをさせて戴いた皆様のお宅も、随分と増えました。
今回のような依頼も、今後は益々増える事でしょう。
でも建材メーカーのメンテナンス対応は、どんどん頼りなくなっています。
知恵を絞り、協力業者の協力を得て、ご満足戴ける対応を今後も行っていきたいと思います。
posted by Hoppy Red
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