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この度、弊社OB宅の屋根の葺き替えを行う事になりました。
築17年目を迎えたお宅です。
当時は、コロニアルを採用する事が多かったんですよね。
このお宅も、コロニアルでした。
しかもアスベストを含まない、コロニアルNEOという製品でした。
実は、この屋根材が問題なんです。
築17年で、あちこちにヒビ割れが発生しています。
塗装して済む傷み具合ではありません。
従来のコロニアルは、アスベストを混入することで屋根材の強度を保っていました。
でも、この時期の屋根材にはアスベストの規制がかかりアスベストが使用できなくなったんです。
飛散したアスベストの人体への影響が、その原因でした。
技術不足だったんでしょうね。
充分な検証も出来ていなかったと思われます。
その結果、従来のコロニアルに比べて壊れやすい屋根材が多く使用されるようになりました。
これがコロニアルNEOです。
なんとも情けない話ですよね・・・。
そもそも、話の発端が屋根の傷みでした。
「しょっちゅう屋根を修理した方が良い。」という流れの営業が来るそうです。
一度見て貰いたいという電話があり、今回の話に繋がりました。
屋根材の上に下葺き材を敷き込み、軽い屋根材を上に葺き込む『カバー工法』が、最近は主流になっているそうです。
でも、個人的にはお勧め出来ません。
だって構造計算時よりも、屋根荷重が大きくなってしまいます。
どうせなら、屋根下地の傷み具合も確認したいでしょ?
しかも今回は、太陽光パネルが載っています。
そこで、コロニアルを剥がして処分する事にしました。
アスベストが入っていない屋根材ですから、面倒な手続きも必要ありません。
下地の傷み具合を確認して、もし傷んでいれば直す事も出来ます。
新たに下葺き材を敷き込み、アスファルトシングルで仕上げます。
太陽光パネルは一度降ろさなければなりませんが、良い機会なのでクリーニングする事にしました。
汚れを落とす事で、発電量が増大します。
また配線も新しい物に替える予定です。
アスファルトシングルであれば、太陽光用の架台も、そのまま使えます。
作業の安全性を確保するために足場を架ける必要があるので、ついでに外回りのリフレッシュもする事にしました。
外壁・破風板・軒天ボードをきれいに塗り替えます。
サイディング仕上げのお宅なので、目地シールの打ち替えも行います。
住みながらのリフレッシュは、気を使います。
OBのご家族にも我慢を強いるケースもあるでしょう。
そのせいか、きれいになった時の感動は大きいようですね。
屋根が軽くなる分、地震にも強くなりますし・・・。
posted by Asset Red
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