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6月25日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ。
連日の梅雨の中休み、現場的には大変助かります。
農作物への影響や、水不足が心配ではありますが・・・。
本日、板橋区徳丸1丁目の『FPの家 O邸』に樹脂サッシが納品されました。
以前に、こんな事を聞いた覚えがあります。
たしかHEAT20の調査報告の中で見掛けたと思うんです。
繊維系断熱材を採用した建物の場合、気密性能は防湿・気密シートの施工に大きく左右されるそうです。
いっぽう発泡プラスチック系断熱材を採用した建物の場合は、窓周りの施工に大きく左右されると言います。
これ、凄くわかるんですよね。
弊社も1995年あたりから全棟気密測定を行っていますが、C値って床面積とか2階建て・3階建てとの関連性は見られないんです。
むしろ窓の種類や数、面積等が大きく関連していると思います。
そこで弊社では、採用する窓を、より気密性能の高い窓にしました。
それがエクセルシャノンの防火樹脂サッシ。
一般的に断熱サッシと言えば、その断熱性能ばかりに目がいってしまいます。
でも、気密性能だって重要なんです。
サッシの気密性能は、通気量を見ればわかります。
上図の左側が、A-1~A-4等級別の通気量を示したグラフです。
サッシから漏れる空気の量を示していますから、値が小さいほど気密性が高んなります。
でも、ほとんどの断熱サッシはA-4等級なんですよね。
という事は、気密性に差がないことになりますよね?
でもサッシによって、その違いはかなり大きいんです。
もちろん、シャノンの樹脂サッシがダントツに優れています。
要は基準を下回っていればA-4等級になる訳です。
もっと上位グレードを設定すれば良いのに・・・。
そう思います。
でも上図を見れば、シャノンの優位性も一目瞭然ですよね!
これが弊社がシャノンしか採用しない理由です。
他にも、色々と理由はあるんですが・・・。
そして、ご要望に応じてペアガラス&トリプルガラスを選択しています。
引違い窓を選ぶと気密性能が悪くなると言われていますが、この窓であれば、それほど悪くはなりません。
そもそも気密性を高める事を意識した造りになっていますから・・・。
そして窓周りの気密処理にも気を使っています。
以前から弊社が行っていた窓周りの気密処理です。
①赤い部分に発泡ウレタンを充填し、その上にアルミテープを貼ります。
②黄色い部分にも発泡ウレタンを充填し、その上にアルミテープを貼ります。
そして石膏ボードを張り、紙クロスを貼って完成となります。
実際の写真です。
窓と躯体の間に10mmの隙間が見えるでしょ?
ここにウレタンガンのノズルを挿し込み、発泡ウレタンを充填する訳です。
ちなみに、その時充填するのは、低発泡で硬くならない発泡ウレタンにしています。
発泡ゴムのように、躯体が動いても追従してくれるからです。
また、窓と外壁に張られた耐力面材には防水テープを貼ります。
でも、この施工では大地震等で躯体に大きな力が加わると、窓周りの気密性が低下する恐れがあります。
アルミテープや発泡ウレタンが、躯体の変形に追従出来ないからです。
そこで最近は、サッシのヒレ部分と耐力面材の間にウレタン製の気密材を挟むようにしています。
ウルトのVKPテープと言います。
横に貼られたテープは貼られて直ぐの状態です。
そして縦に張られたテープは、しばらく経過した状態となります。
時間を掛けて徐々に膨らむ気密材なんです。
そしてこれを潰しながら、窓を押し付けて留め付けます。
これなら、建物が歪んでもサッシと躯体の間に隙間が出来ません!
窓の回りにVKPテープを貼った場合と貼らない場合の通気量を測定した結果を挙げておきます。
黒が貼らない場合、そして赤が貼った場合です。
通気量が大幅に減っている事がわかるでしょ?
施工も面倒じゃないし、コレ是非やってみる事をお勧めします。
水切シートの上にサッシを載せて、留め付けます。
サッシ廻りに、巾75mmの両面タイプの防水テープを貼れば完成です。
中から見ると、こんな感じです。
VKPテープは、全く見えません。
サッシを取付けたら、隙間に発泡ウレタンを充填しアルミテープを貼ります。
その様子は、後日、この場を借りてアップする予定です。
お楽しみに・・・。
posted by Asset Red
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