板橋区徳丸1丁目の『FPの家 T邸』の玄関土間は、基礎断熱を採用しています。

7月8日付のアセットフォー日記となります。

今日の練馬・板橋の天気は晴れ

気温・湿度ともそこそこ高く、過ごしやすいとは言えない陽気の一日となりました。

まあ、雨が降らないだけマシですよね・・・。

 

板橋区徳丸1丁目の『FPの家 T邸』では、玄関土間のコンクリート打設を行いました。

弊社の基本は床断熱。

土台下端ラインを断熱境界とし、床下空間は外部扱いとしています。

でも玄関土間の場合は、イラストのように基礎断熱を採用します。

基礎内側に断熱材を貼る『内断熱型』です。

この方式には、大きな弱点があります。

基礎の隙間から侵入したシロアリを、発見しにくい構造なんです。

基礎表面に貼られた断熱材で、シロアリの経路が見えないでしょ

残念ながら、弊社では基礎の一発打ちを行っていません。

だから基礎の立ち上がりと耐圧盤の打ち継ぎ部分に、隙間が出来てしまいます。

この隙間からシロアリが侵入しても、発見出来ないんですよね・・・。

そこで、こんな対策を実施しています。

対策①

打ち継ぎ部の隙間とは、写真の巾止め金具回りです。

だからここに、ホウ酸を含有したパテを充填するようにしています。

このパテ、耐朽性・耐蟻性が高いだけでなく、施工性も良いので金物周りにしっかりと充填できるのが特長です。

ホウ酸パテを玄関土間周りの金物に充填する事で、外部からのシロアリ侵入を防ぐ事が出来るんです。

対策済みの基礎立ち上がりおよび耐圧盤の上に、厚さ50mmの発プラ系断熱材を貼ります。

当然、継ぎ目にはアルミテープによる気密処理も行います。

その上に砕石を敷き込み、コンクリートを打設します。

この砕石がまた、クセモノなんですよね・・・。シロアリの住処になる可能性があるんです。

だからコンクリートが乾いたら、対策②を行います。

ホウ酸を含有するシーリング剤を、打設したコンクリートと断熱材の間に充填するんです。

そして、その上にタイルを貼ります。

こうする事で、タイル面からの侵入を防ぐ事も出来ます。

これが弊社の玄関土間における標準的な防蟻処理となります。

シロアリって怖いですよね

シロアリって、本来は暖かい地方に生息する生き物です。

だから暖かい所を好んで棲むそうです。

建物の高断熱化が進めば進むほど、シロアリは喜ぶことになります。

断熱材自体はエサにならないけど、中に侵入する事で寒さを凌ぐことが出来ます。

だからこそ、そうならないための施工が必要になります。

揮発して人体に害を与えることもなく、いつまでも効果を失わないシロアリ対策が求められる時代ですから・・・。

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