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7月11日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ。
事務所入り口上の温湿度計によれば、温度35℃超/湿度54%/絶対湿度19g/kgDAになりました。
凄い湿気でしょ?
久し振りに暑いと感じました。
暑さ対策をしておいて良かった・・・!
だって、久々に身体を動かしたんです。
朝から、練馬区東大泉5丁目の『FPの家 N邸』で遣り方を行ないました。
まず最初に行ったのは、防草シートの撤去です。
写真の黒いのが防草シートです。
これが長さ20cm位のペグで固定されています。
これを引抜きシートを剥がすんですが、ペグが抜けないんです。
ガッチリと地面に食いついているので、金槌で大きなバールを打ち込み、てこの原理で引き抜かなければなりません。
結局、4人掛かりで30分も掛けてしまいました・・・。
建物が建つ範囲のみシートを撤去し、残りはそのままにしました。
さあ、いよいよ遣り方開始です。
遣り方(やりかた)とは、基礎工事の前に杭を打ってつくる仮設物のことです。
これが、基礎の配置や高さを設定するための基準になります。
見掛けは頼りないけど、けっこう重要な工程なんです。
まず初めは、材料を配ります。
杭と水平貫および筋交い貫の3点を、建物の周りに並べていきます。
次に杭を打ち込んでいきます。
水平貫の長さは、およそ3.6m。
その両端と中央に杭を打って、そこに水平貫を取付けます。
だから、最低1.8mおきに杭を打つ必要があるんです。
長さ1.2mの杭を30cmほど、地面に刺していきます。
これが結構疲れるんです。
汗をたっぷり掻きました・・・。
全ての杭を打ち終えたら、水平貫の取付高さを杭に書き込みます。
その為に、敷地中央にレベルを据え付けました。
そして、ベンチマークのマンホール中央の高さを測ります。
今回は、ここから10cm上がったレベルがGL(地盤の高さ)となります。
そしてGLから600mm上がったラインを水平貫の天端とし、この高さを杭に書き込みました。
中央に据え付けたレベルからは、360℃にわたり光が照射されています。
この光を受ける受光部には、音と表示で光の高さを知らせる機能がついています。
だから杭に受光部を当てれば、一定の高さを書き込むことが出来るんです。
写真のように杭に受光部を当て、ピーと鳴ったらその高さを杭に書き込みます。
今回は、受光部を固定した水平器の下端に合わせて線を引きました。
これを全ての杭に行います。
そして、その線に合わせて水平貫を取付けます。
全ての水平貫を取付けたら、四隅に筋交い貫を取付けます。
遣り方が変形しないように、補強した訳です。
次に水平貫の内側に建物の配置を書き込みます。
そして、そこに糸を張ります。
写真の赤い糸が建物の中心線になります。
そして、ここが道路から見て左奥の隅になる訳です。
水糸で四隅をつくったら、それぞれの対角長さを測ります。
四角形の4つの角が直角であれば、それぞれの対角線の長さは同じ筈。
だから、対角長さが合っていれば合格!
合っていなければ、遣り方が歪んでいるか墨の位置が間違っている事になります。
ここで間違うと、手間が掛かるんですよね。
でも、ちゃんと合いました。
良かった・・・。
対角長さの確認をしたら、水平貫に基礎芯と立ち上がり巾を書き込みます。
水平貫の天端高さはGL+600mmなので、これを基準にして高さを出します。
そして基礎の配置は、水平貫に書き込んだ墨を基準にします。
遣り方を間違うと、基礎も間違うことになる訳です。
ねっ!遣り方って重要でしょ?
遣り方、無事完了です。
後片付けをして、帰ります。
基礎工事って炎天下で行うんですよね。
陽射しを遮るものは何もありません。
風通しは良いんですが、風が吹かなければ意味がありません。
その為、夏は大型扇風機を使います。
熱中症対策だけは、しっかりとしてくださいね!
水補給と塩分補給も重要です。
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