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木造住宅が他の工法の住宅に比べて二酸化炭素の排出量が少ない事を、以前にも拙ブログで紹介させて戴きました。
そして同じ木材を使うのであれば、輸入木材ではなく国産木材を使った住宅の方がより脱炭素化を図れることも、合板の二酸化炭素排出量の比較によって示唆させて戴きました。
産地~製材所~現場という流通経路すべてにおいて、運送によるエネルギーは必要になります。
産地から建設現場までの距離が短くなればなるほど、運送によるエネルギーが少なくなるのは明白でしょ?
今回は、その事をより明確に示している資料を挙げてみたいと思います。
①全てを地域産材で賄った住宅
②全てを国産材で賄った住宅
③輸入材・国産材が混在する住宅
④全てを欧州材で賄った住宅
この4つを住宅(約38坪)の木材輸送過程で発生する二酸化炭素の排出量を比較したデーターです。
弊社であれば、東京多摩産材だけを使った場合が①に当たります。
全ての構造材を多摩産材にするのは、非常に難しいと思います。
ちょっと現実味がないかな・・・。
②は実現可能だと思います。
少しづつ、これに近ずけていけたらと考えています。
③が現在の弊社の立ち位置かな?
コロナ禍前よりも国産材の使用率は低下していますが、納まれば元に戻したいと思います。
④は一部の建売住宅で実現しています。
今回のコロナ・ウクライナ騒動で、かなり大変なことになっているんだろうなぁー・・・。
日本という国は、国土面積の約7割を森林に覆われている『森林大国』です。
森林率は主要国の中でも、フィンランド・スウェーデンに次いで第3位。
どう贔屓目に見ても、森林資源に恵まれた国なんですよね。
回り中を木に囲まれているのに、わざわざ沢山のエネルギーを消費して外国から木材を買っている国なんです。
変な話ですよね?
今回のウッドショックがきっかけになって、国産材を上手に活かせる仕組みづくりが進めばいいと思います。
posted by Asset Red
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