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本日、板橋区徳丸1丁目の『FPの家 O邸』において、構造現場見学会を開催しました。
完成時に行う見学会と違い、施工中の現場をじっくりと確認する事が出来ます。
また、普段は見る事のない壁の中や天井の上を見る事も出来ます。
実物を見ながら、不思議に思った事を聞く事で、より一層理解する事が出来るかもしれません。
弊社では、こうした機会にFPウレタン断熱材を採用するメリットをお話するようにしています。
硬質ウレタンという素材の話。
製法による性能・品質の違い。
地球環境やエネルギー問題に与える影響等も、お話します。
写真は、ウレタン発泡実験の様子を撮ったもの。
実験自体は極めて簡単です。
その場でウレタンの原料である2液を混ぜ、攪拌します。
この時の混ぜ具合がポイントになります。
混ぜ過ぎれば過発泡を招くし、足りなければ発泡不良になります。
しかも、発泡具合は水蒸気量に大きく影響するんです。
今日のように湿気の高い日は、発泡過多に要注意!
装置上の穴から勢い良く吹き出して、噴水状態になるかも???
かと言って、発泡不良は情けない・・・。
装置内で空気中の水蒸気と反応し発泡を始めたウレタンは30倍に膨張。
迷路状の装置内をゆっくりと上昇します。
ヨシ!
良い感じにウレタンが発泡しています。
無事、噴水手前で発泡が止まりました。
成功です。
もちろん、FPの家の快適さもお話させて戴きます。
細かい施工時の注意点なんかも、説明させて戴きました。
気温29.8℃
湿度72.0%
絶対湿度は19.13g/kgKD。
かなり蒸し暑いでしょ?
窓を開け、扇風機×1台を回して乗り切る事が出来ました。
外から中に入ると、涼しく感じます。
良かった~。
そうそう、ご来場戴いた方より、こんな質問を戴きました。
「硬質ウレタンって、加湿分解しないんですか?」
かなりマニアックな質問でしょ?
スニーカーをしばらく履かずにしまっておくと、ソールがボロボロになっていたり、剥がれていることがあります。
このようにボロボロになった状態を『加水分解』と呼びます。
ウレタン素材に起こる劣化のひとつです。
加水分解とは「化合物に水が作用して起こる分解反応」です。
つまりウレタンに雨や湿気で水分が加わると化学反応が起き、それまで塊だったものが崩れてしまう現象となります。
ウレタンには、加水分解しやすいものとしにくいものがあるそうです。
ちなみにFPウレタンパネルの硬質ウレタンは、後者に当たります。
だから加水分解は起こりにくいんです。
弊社が見学会の際にお見せする水槽の中のウレタンサイコロは、数年水に浸かっています。
全然加水分解していいでしょ?
こんな話をして、納得して戴きました。
無事、見学会終了です。
ご来場戴いた皆様、ありがとうございます。
お役に立てたでしょうか?
次に繋がることを切に願います。
応援に駆けつけてくれたFPコーポレーションのOさん、毎度ありがとうございます。
そして会場を快く貸して戴いたO様、ありがとうございました。
来週は、FPの家 K邸の完成見学会です。
もうひと頑張りします!
posted by Asset Red
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