休日に、ふと脱炭素社会について考えてみました。

今日は水曜日。

アセットフォーはお休みです。

先週、自宅の庭の片付けをしました。

永年ほったらかしていた花壇等を撤去したんです。

花壇の回りには、木柵がありました。

正確にいえば、木柵の残骸です。

杉・檜・ナラ・SPFそして、ラワン合板。

10年ほど前に、木材の端材を使って自分でつくりました。

木材を長期にわたり利用しようとすれば、非曝露・非接地が理想です。

地面に接することなく、雨に晒さない。

でも木柵であれば、不可能でしょ

反対に木材を地面に接するようにして雨に晒せばすぐに傷んでしまいます。

木材腐朽菌やシロアリ等の食害昆虫の餌食になってしまう事になります。

花壇の木柵は、縦桟を地面に挿し、そこに横桟を打ち付けていました。

残念ながら、全ての材がほぼ等しくボロボロになっています。

シロアリや腐朽菌に弱いと言われるSPFは仕方ありません。

上表でもスプルスの耐犠牲は極小になっています。

でも檜や杉は、もう少し頑張って欲しかったと思います。

檜は大、杉も中になっています。

広葉樹であるナラなら、もう少し耐犠牲があるのかな

そう思っていましたが、杉と同程度なんですね・・・。

そう言えばラワンの耐水合板も広葉樹ですが、小になっていました。

木材による耐朽性なんて、たいして違わないのかもしれません。

もっと厳密に、定期的な観察を行っていれば違いがわかったのかも・・・。

ちなみに同じ時期につくったバルコニーの木柵は、まだ大丈夫

こちらは非接地・曝露という環境の為、庭よりは持ちが良いようです。

土台に防腐土台を使い、縦桟および横桟にはSPFを使いました。

1年ほど前に、防腐土台が腐って無くなりました。

メーカーに聞いてみると、防腐材にも色々とあるそうです。

インサイジング加工(表面にディンプルがあるタイプ)のある材は、非接地・非曝露用の材の為、接地・曝露下ではすぐに腐ってしまうそうです。

残念・・・。

縦桟・横桟のSPFは、傷んでいたものの、まだ大丈夫でした。

やはり使用環境が重要なんでしょうね。

時々塗装を施している木製の外柵とポーチに立てた枕木は、なんとか頑張ってくれています。

こちらも接地・曝露下の環境にあります。

特別耐久性の高い木材を使っている訳でもありません。

この結果を見ると、木材における耐久性は木材の種類よりもメンテナンスの影響が大きいと思われます。

今度つくる時には、塗装作業をしやすい形状や取付状態を検討したいと思います。

そうそう、シロアリの被害はまったくありませんでした。

我が家の回りには自然がたくさんあります。

畑だってあります。

シロアリの心配もしていたんです。

でも予想を裏切る結果となりました。

でも考えてみると、周りには腐りかけの木材がたっぷりとあります。

わざわざ我が家の木材を食べなくても、周りにはおいしい木材がいくらでもあるんですよね・・・。

シロアリと聞けば、ついつい警戒したくなりますが、シロアリは益虫でもあります。

倒木や落ちた枝等を食べてくれることで、森林の環境を木の生育しやすい環境にしてくれます。

シロアリと人間の共存共栄を図ることも、脱炭素社会においては重要なんです。

シロアリの餌場を確保して、住まいから距離をおく事で、共存共栄は図れるのかもしれません。

そして必要最低限のホウ酸処理を施してあげれば、自然界の場調和を壊す事もないでしょ

そんな事を考える一日になりました。

ボロボロになった残骸を30cm程度の長さに揃え、紐で縛ってゴミ捨て場に置いて来ました。

可燃ゴミとして、回収してもらいます。

こんな休日も、たまには良いでしょ

えっ、今日ですか

何をしようかな・・・。

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posted by Hoppy Red

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