耐アルカリ性ガラス繊維ネットを軽量モルタル表面に伏せ込みます。

板橋区徳丸1丁目の現場の話です。

昨日、外壁にモルタルの中塗りを行いました。

 

弊社では、耐アルカリ性ガラス繊維ネットをモルタル表面に伏せ込むようにしています。

こうする事で、ひび割れを抑制することができるからです。


耐アルカリ性ガラス繊維ネットとして市販されている製品には、2種類あるようですね。

①ジルコニアを混入し、ガラス繊維自体の耐アルカリ性を確保したもの

②ガラス繊維の表面に耐アルカリ処理したもの

耐久性を考慮すると、日本GRC工業会規格(ガラス繊維補強セメント板(GRC板)の材料規格 )に準じ
た『ジルコニア分16%以上の耐アルカリ性ガラス繊維ネット』が良いそうです。

もちろん弊社では、①のタイプを採用しています。

ジルコニ分も17%ですから、問題ありません。

ガラス繊維ネットの耐アルカリ性を比較したデーターです。

ご存知のように、モルタルは強アルカリです。

耐アルカリ性が大きくないと、繊維ネットが侵食されることになります。

70℃の温水に100日浸漬した時の曲げ強度も、倍近く違うんです。

このデーターを見ると、②のタイプを使用するのは怖くなりますよね・・・。

昔は、モルタル壁はクラックが怖い

だから伸縮性の高い塗料を採用して、クラックをごまかす必要がある。

と言われていました。

でもこのネットを使えば、伸縮性のない漆喰等を採用しても問題無いんですよね。

技術の進歩に感謝です・・・。

 

お昼過ぎに、作業は完了しました。

念の為、雨養生もしています。

 

軒先からポリマスカーを足場に掛け、雨滴が外壁に掛からないようにしました。

最近、天候が不順ですから・・・。

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