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練馬区東大泉5丁目の新築現場の話です。
昨日に引き続き、屋根に野地合板を張っています。
先日の拙ブログにも書かせて戴きましたが、弊社が初めて採用した『全層杉合板』。
やはり見た目も今までとは違いますね。
もっとも昔は杉の野地板を当たり前のように使っていましたから、違和感というよりも懐かしい感じさえします。
フラット35の木造住宅工事仕様書によれば、「合板の品質は、合板のJASに適合する構造用合板で、接着の程度1類、厚さ9mm以上のもの又はこれと同等以上の性能を有するものとする。」とあります。
また「取付けは、間隔150mm内外に受材当たりN38釘を平打ちする。」ともあります。
ちなみに弊社の採用する野地合板は、JAS適合品。
接着の程度は特類で、厚さは12mmあります。
また間隔150mm内外に受材当たりN50釘を平打ちしているので、先述の仕様を充分満たしています。
また合板を敷き並べる際には、千鳥に配置するようにしています。
いもに張るよりもタルキに留められる釘の本数が1本減る分、力の集中を防げると思うんです。
これも小さな拘りだと思います。
棟部分を撮ってみました。
写真の通り、弊社では棟換気用のスリットを棟いっぱいに開けています。
また屋根パネル同志の突付け部には、発泡ウレタンを吹き込みます。
いわゆる断熱弱部への断熱補強です。
ケラバ部分の野地合板を張って、屋根下地の施工完了です。
これで予定通り、下葺き材の施工を行えます。
良かった・・・。
屋根の通気層の写真です。
ちゃんと向こうに明かりが見えるでしょ?
これ、換気スリットかに挿し込む陽光です。
ここを熱くなった空気が昇ります。
そして換気棟から排出される事で、80℃にも及ぶ屋根上の熱を大幅にカットしてくれます。
その分、断熱材は楽ができるんですよね。
ちなみに発泡プラスチック系断熱材は、それぞれ使用温度範囲が異なります。
例えば、フォームポリスチレン(EPSやXPS)の使用範囲は-50~80℃位です。
屋根の通気層が機能しなければ、その範囲を超えてしまいます。
その点、硬質ウレタンフォームは-200~150℃位をカバーできるので安心です。
低温側も要注意なんですよね。
繊維系断熱材は、20℃を下回る環境では本来の性能を発揮出来ない場合があるからです。
当然、それを加味した断面構成を実現する必要があると思います。
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