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昨日の拙ブログで少しだけ触れさせて戴きました。
樹脂サッシ回りのVKPテープ貼りについて、書いてみようと思います。
建物の気密性能を高める目的については、大多数の方にご理解戴けていると思います。
よって今回は、割愛させて戴きます。
でも、これだけは言いたい!
このイラストは、NJKの研修資料より転用させて戴きました。
穴の開いた浴槽にお湯を注いでも、勿体ないでしょ!
浴槽は建物、お湯は温めた空気、穴は隙間を意味しています。
どうしたら、無駄を無くせますか?
という問いかけに、あなたならどう答えるでしょうか?
私なら、穴を塞ぐ!と答えます。
これが気密性を高めるという事です。
でも大多数の方は、こんな答えを声高々と叫んできたんです。
「高性能な蛇口にして、温かいお湯をたくさん注げばいいじゃん!」
「お湯自体を太陽熱で温めれば、省エネでしょ!」
確かに、一理あると思います。
でも、その前に穴を塞ごうよ・・・。
こんな問答を、永らく繰り返していたんですよね。
弊社のサッシ廻りの気密性向上対策のひとつを挙げてみました。
サッシのヒレと言われる部分と、躯体開口部の間に気密材を挟むという簡単な施工です。
ここに、VKPテープを採用しています。
貼ってしばらくすると、写真のように膨張する発泡ウレタンテープです。
これを挟むことで、サッシ回りの隙間を塞ぐ事ができるんです。
弊社のサッシ廻りの気密施工を挙げてみました。
図中の紫色
部分がVKPテープです。
従来は、図中ベージュ色の部分及び赤い部分に発泡ウレタンを充填していました。
そして表面を平らに切削し、その上を躯体とサッシを繋ぐようにアルミテープ貼りしていました。
でも、この方法には欠点があります。
発泡ウレタンもアルミテープも、地震や台風による歪みに対応出来ないんです。
どちらも、大きく変形すれば破断するからです。
そこで弊社では、より追従性の高い発泡ウレタンを採用しました。
でも、これでも完璧ではありません。
それがVKPテープによる気密施工でした。
サッシのヒレと躯体の間で潰れたテープは、常に両者の間で膨らもうとしています。
サッシと躯体が建物の変形で離れても、追従可能なんです。
サッシのヒレそのものと躯体は、巾75mmのブチルテープで接着されているので、Wで追従してくれます。
これなら、窓周りの隙間風の心配は不要でしょ?
もっとも、サッシ自体の気密性も重要です。
弊社が、エクセルシャノンの樹脂サッシをお勧めする理由が、ここにあります。
でも、この話は別の機会とします・・・。
posted by Asset Red
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