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9月02日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は曇り一時雨。
一時とは言え、けっこう雨が降るんですよね。
台風が近づいているせいなのかな?
早く止んで欲しいと思います。
練馬区土支田3丁目の『FPの家 T邸』では、天気に関係なく、毎度お馴染みの作業を行いました。
こんなバッジを使います。
コレ、測定バッジなんです。
そう、これを使って室内空気環境を測定しようと思うんです。
室内空気環境の測定???
という方も多いのではないでしょうか?
順を追って、簡単にご説明したいと思います。
室内空気は説明いりませんよね?
その名の通り、室内の空気を指します。
でもここでは主に、室内空気に含まれる5つの物質を問題にしています。
環境とは、それらの物質の気中濃度を指します。
つまり、室内の空気に含まれる5つの物質の気中濃度を測定し、人体に健康被害を与えることがないかどうかを判断する。
これが、今回の測定です。
もう少しだけ、具体的に書きたいと思います。
緑色の袋に入ったバッジは、V4用の測定バッジです。
そして赤い袋に入ったバッジは、ホルムアルデヒド用の測定バッジとなります。
前者では、以下の4つのVOCを測定する事が可能です。
①トルエン
②キシレン
③スチレン
④エチルベンゼン
どれも、住宅や家具等に使われる接着剤や塗料等に含まれるVOC(揮発性有機化合物)と呼ばれる化合物です。
一定の濃度を超えると、人体に健康被害が出ると言われています。
換気システムが稼働しているとは言え、室内空気に占めるこれらの濃度が高ければ心配でしょ?
そこでバッジを24時間設置し、空気中のVOCを吸着!
その後、分析機関に送付し、その濃度をppmで表示してもらいます。
前者は、DNPH誘導体化固相吸着-溶媒抽出-高速液体クロマトグラフ法を使うそうです。
また後者は、固相吸着-溶媒抽出-ガスクロマトグラフ法を使うそうです。
何のこっちゃ???ですよね。
でも、測定自体は簡単です。
測定したい部屋の中央に高さ1.2~1.5m位の脚立を立て、そこにバッジを固定するだけなんです。
この状態で、24時間静置します。
あとは、測定中に人が立ち入らないように貼り紙をし、玄関の鍵を掛けるだけなんです。
そして24時間後に、バッジを回収します。
あとは、必要事項を分析報告書に記入し、バッジと共に郵送するだけ。
1週間もすれば、分析結果が届きます。
分析対象物質 分析結果 指針値
ホルムアルデヒド 0.01ppm未満 0.08ppm
トルエン 0.01ppm未満 0.07ppm
エチルベンゼン 0.01ppm未満 0.88ppm
キシレン 0.01ppm未満 0.05ppm
スチレン 0.01ppm未満 0.05ppm
という感じです。
ちなみにホルムアルデヒドの場合の、気中濃度と近く症状を挙げておきます。
0.08ppm WHO・厚労省指針値
0.20ppm 臭気を感じるが、すぐに慣れる
0.50ppm 明らかに臭気を感じる
1~2ppm 目や鼻に刺激などの不快感がある
3.00ppm 刺激による苦痛を覚える
5~10ppm 目・鼻・喉に強い刺激がある。
短時間耐えられる限界
10~20ppm 涙・咳が出る
深呼吸が困難になる
但し、あくまでも個人差はあるようです。
費用は、皆さんが思うほど高くありません。
個人的には、安いなぁーと思います。
でも、あくまでも引っ越し前の室内空気の状況が判るだけなんです。
残念ながら引っ越し後は、家具やインテリア材、洋服等から出たVOCがこれに加わりますから・・・。
クリーニング屋さんから持ち帰った洋服も、結構凄い濃度でびっくりした事があります。
だからこそ、換気が重要なんです。
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