blog
9月03日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は曇り。
湿度は高くなりましたが、気温は30℃を超えることはありませんでした。
そんな今日、練馬区土支田3丁目の『FPの家 T邸』では施主立会の下、気密測定が行われました。
弊社では、お引渡しが近づくと必ず行うんです。
そして弊社のつくる『FPの家』の気密性能をご理解戴きます。
では、その様子を簡単にご紹介したいと思います。
気密測定の先立って行うのが、外皮に開けられた穴を塞ぐ作業です。
自然給気口のフタを閉めたり
天井排気口にテーピングをしたり
住宅設備機器の排水に水を流して、トラップを満水にします。
またレンジフードや電動給気シャッターは、スイッチOFFにしていればシャッターが閉じているので何もしません。
中間時に測定する場合には、これらの穴にテーピングを行うんですよね。
でも完成時に測定する場合には、こんな風に準備を進めます。
エアコンは既に稼働しているので、ドレンホースの穴は塞ぎません。
またTVアンテナや電話線用のCD管も、塞ぎません。
これらから侵入する空気の量って、意外と多いんです。
その分、隙間は大きく計測される事になります。
でも、仕方ないですよね・・・。
測定器の準備も完了したようです。
今回は縦辷り窓に気密シートを貼り付け、そこに送風機を据付ました。
外から見ると、こんな感じです。
ここから室内空気を排出する事で、建物内外に気圧差を作ります。
そして建物内に侵入する空気量から、隙間の大きさを算出するのが気密測定です。
T様ご夫妻が来る前に、1回目の測定と2回目の測定を行いました。
まずまずの結果だと思います。
1回目の測定結果です。
αA=24㎠
n値=1.49
50Pa時の確定風量=108㎥/h
でした。
実質延床面積=116.54㎡の2階建てです。
C値=0.2㎠/㎡
ACH=0.4回/h
という結果になりました。
2回目の測定結果です。
αA=23㎠
n値=1.42
50Pa時の確定風量=107㎥/h
でした。
C値=0.2㎠/㎡
ACH=0.4回/h
という結果になりました。
3回目の測定は、T様ご夫妻にも立ち会って戴きました。
まずは、気密測定のレクチャーからスタート!
そして、結果を報告してもらいました。
2回目の測定結果です。
αA=21㎠
n値=1.31
50Pa時の確定風量=105㎥/h
でした。
C値=0.2㎠/㎡
ACH=0.4回/h
という結果になりました。
回を追うごとに少しづつ隙間が小さくなっています。
でも、何にも手を加えてないんですよね・・・。
3回分の測定結果の平均値を採用する為、FPの家 T邸のC値=0.2㎠/㎡となりました。
良かった・・・。
以前は「C値って何?」という人が大勢いました。
でも最近は、「C値って、1.0㎠/㎡以下が良いんでしょ?」なんて人が増えているんです。
でも、C値だけが重要な訳ではありません。
例えばn値だって、重要なんです。
隙間特性値nは、隙間の状態を表す特性値です。
一般にnは1~2の範囲に値をとり、ひとつひとつの隙間が小さい場合には1に近づきます。
また単純開口のように隙間が大きい場合には、2に近づきます。
だからn値が大きい場合には、穴の塞ぎ忘れがあるかもしれません。
1.5を超える場合は、要注意だと思います。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。