玄関ポーチの下り壁をR形状にしてみました。

練馬区東大泉5丁目の『FPの家 N邸』の話です。

玄関ポーチの写真を挙げてみました。

見えるでしょうか?

屋根を受ける壁が両サイドにあり、その間に下り壁が設けられています。

その下り壁が半円形状なんです。

超久し振りに、施工しました。

昭和の時代の建物には、よくあったんですよね。

でも最近は、とんとご無沙汰です・・・。

大工さんと、相談しながら施工しました。

図面通りにつくらないと、イメージが異なってしまいますから・・・。

半円の径と、高さがキモなんですよね。

設計者に聞いて、下図を用意して臨みました。

半径を1260mm、高さを300mmに決定

まず必要になるのがコンパスです。

ソース画像を表示

でも、半径1260mmの円を描けるコンパスなんて持っていません。

そこで今回は、長さ1400mmくらいの野縁を使う事にしたんです。

まず野縁の端から1260mmの位置に木ネジを留め付け、床合板に固定しました。

野縁の端に鉛筆を固定すれば、半径1260mmの円が描けるでしょ

せっかく書いた半径1260mm×高さ300mmの線も、薄くって見えませんね。

この後、線に沿ってボードを切断

下り壁部分に張りました。

そして、これを目安にして間柱の長さを決め、鋸で切断します。

最後は下り壁の下端に曲げ合板を張って完了です。

曲げ合板 画像 に対する画像結果

曲げ合板は、単板を重ね合わせる際に木目の流れを同方向にすることで曲げられるように製造された合板です。

合板の縦方向に曲がるモノと横方向に曲がるモノが用意されています。

今回は、縦方向に曲がるモノを利用しました。

今回は、この上にモルタルを塗りスイス漆喰で仕上げます。

いい感じに仕上がるといいんですが・・・。

建物の完成をお待ちください。

完成見学会も開催する予定です。

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