省エネ基準適合化で進む住宅の高性能化②

今日は水曜日、アセットフォーはお休みです。

今年も、あと3か月を切りました。

そろそろ、コロナ禍も明けて欲しいですよね。

今回も、行政の動きについて書いてみようと思います。

昨日の拙ブログの続きです。

国交省は住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に基づく住宅性能表示制度について、日本住宅性能表示基準および評価方法基準の一部を今年4月1日に改正しました。

断熱性能等級に、ZEH水準『等級5』を上回る『さらなる上位等級』として『等級6』『等級7』を新設。

 

今年10月1日に施工します。

先行して『断熱性能等級5』および『一次エネルギー消費等級6』が4月1日に施工済み。

今回の改正では、暖冷房の一次エネルギー消費量の削減率を目安とし、等級4(省エネ基準)と比較した場合に、等級6は概ね30%、等級7は概ね40%削減できる水準に設定されたようです。

戸建て住宅の等級6はUA値0.28(1地域)~0.46(7地域)、ηAC値は3.0(5地域)~5.1(8地域)。

等級7はUA値0.20(1地域)~0.26(7地域)、ηAC値は3.0(5地域)~2.7(7地域)。

なお8地域に関しては、等級6を上回る現実的な日射遮蔽対策が想定されないため、等級7は設定されませんでした。

一方断熱性能を向上することにより壁体内部やRC躯体の温度が下がり、内部結露・表面結露を発生するリスクが高まるとして、等級6・7の結露防止対策の基準を引き上げました。

ちなみに通気層を設けない場合、1~3地域以外の地域では防湿層の透湿抵抗値を0.144㎡・S・Pa/ng以上に設定しています。

また10月1日以降、住宅性能表示制度では断熱性能等級に加えて一次エネルギー消費量等級が必須評価項目になります。

住宅あんしんニュース №265より、一部を抜粋・転載させて戴きました。

弊社の施工エリアは6地域に該当します。

この地域においては、敢えて等級7にする必要を感じていません。

従来通り、等級6の断熱性能をクリアする建物を提案するつもりです。

UA値で言えば、3.5~4.0W/㎡K位でしょうか

もちろん防湿・気密施工を徹底し、表面結露・壁内結露の発生を抑える工夫を怠りません。

こんな家づくりが、公に評価される時代になったんですね・・・。

感慨ひとしおです。

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posted by Hoppy Red

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