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間もなく、基礎工事が始まる現場があります。
現場は板橋区常盤台3丁目、『FPの家 М邸』という木造3階建てとなります。
長期優良住宅の申請手続きが、色々と長引いていますが・・・。
やれる工事は進めておこう!
という事で、まずは境界ブロック工事に着手しました。
写真は、境界ブロックの基礎施工の様子です。
木柵は隣地のものなんですが、注目してもらいたいのが足回りです。
10cm程度のコンクリートの下に、階段上の土が見えるでしょ?
以外と高低差があるんですよね・・・。
そこで、境界ブロックを敷地境界内側に設ける事になりました。
今回採用するブロックです。
右側は一般的なC種コンクリートブロック(以下CB)、そして左側が化粧ブロックです。
敷地東側には、化粧ブロックを積みました。
3~6段積んでいます。
敷地西側の道路側にも、化粧ブロックを積んでいます。
こちらは6段積もました。
敷地北側には、CBを3段積みました。
道路側の土は漉き取って、カースペースとなる予定。
そして東側がアプローチとなります。
その為、境界ブロックを道路のレベルまで積んだ次第です。
参考に国交省の資料を挙げてみました。
これによれば、地面からの塀高さが1.2mを超えた場合には控え壁が必要となります。
ブロック×1段の高さは200mmですから、6段積むと1.2mになってしまいます。
でも根入れ部分を引けば、1.2mを超えることはありません。
よって今回の場合は、控え壁が要らないんです。
敷地に余裕があれば問題になりませんが、巾の狭い敷地の場合は、この控え壁が問題になる事が多いんです。
そもそも、塀の高さの1/5以上突出した控え壁って邪魔でしょ?
こんな邪魔者が3.4mごとに建っていたら恰好も悪いし、費用だってそれなりに掛かります。
細長い敷地って、そもそも境界ブロック工事費が嵩むんです。
これに控え壁工事費が加われば、馬鹿にならないんですよね・・・。
既存塀があるのに、わざわざ新しい塀を作らなければならないという現実もバカらしいとは思いますが・・・。
既存の塀って、意外といい加減なつくりが多いんです。
だから、そのまま利用する事が出来ないんですよね。
大抵は検査に合格することなく、勝手に建てられた塀なんですけど・・・。
行政も、もっとパトロールを強化して欲しいですよね。
大地震がくれば、こうした強度不足の塀は倒れてしまいます。
敷地側に倒る分には仕方ないけど、隣地や道路側に倒れると被害が拡がってしまうでしょ!
新築時には厳しく指導するんだから、既存建物にも、もう少し指導&是正促進を図ってもらいたいと思います。
posted by Asset Red
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