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今回は住宅ストックの現状について書こうと思います。
ちなみに住宅ストックとは、社会的資産としての既存住宅の事。
その総数は、約6,240万戸にも及ぶそうです。
また、そのうちの約5,360万戸に人が居住していると言います。
その内訳は、以下の通り。
①バリアフリー・省エネをどちらか満たす住宅・・・約1,700万戸(27.24%)
②バリアフリー・省エネをいずれも満たさない住宅・・・約2,100万戸(33.65%)
③昭和55年以前に建築された住宅・・・約1,300万戸(20.83%)
④空き家等・・・約880万戸(18.28%)
なお、バリアフリー・省エネの双方を満たす住宅は、約230万戸(3.68%)しかありません。
出典:国交省 2020年6月26日 第52回社会資本整備審議会住宅宅地分科会資料
将来世代に継承してもらえる住宅と言えるのは、この約230万戸だけだと思うんですよね。
残りの約6,010万戸は、社会資産としての既存住宅とは言えません。
だって、たくさんのお金を掛けて直さなければ使えない住宅でしょ?
こんなの資産だか負債だかわかりません・・・。
継承する前に、どうにかする必要があると思うんです。
人が居住している住宅ストックのうち、断熱性能が現行基準を満たしているは僅か13%しかありません。
言っておきますが、現行の省エネ基準を満たしていても、夏は暑いし冬は寒いんです。
冬暖かく夏涼しい生活を送るには、それなりの暖冷房費を覚悟しなければなりません。
それでも、住宅の低性能ゆえに命を失う人の数は少なくなります。
せめて、この位の性能を確保した住宅をストックと言いたいですよね・・・。
今日のまとめです。
残念ながら現状の住宅ストックの多くは省エネ・耐震等の性能が不十分。
建替えもしくは大規模改修による性能向上が必須です。
国民全員が健康で豊かな住生活を享受できる持続可能な社会を構築し、良質な住宅ストックを次世代へと引き継いでいくためには、それなりの性能向上費用が必要になる訳です。
posted by Asset Red
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