アルミ製雨樋はジョイントレスなので、ジョイントからの漏水はあり得ません!

練馬区田柄2丁目に建つ『FPの家 N&F邸改築工事』の話です。

昨日、雨樋を取付けて来ました。

アルミ製シームレスガターを標準仕様にしている弊社ですが、以前は樹脂製の雨樋を採用していました。

もちろん築17年超の、このお宅も樹脂製の雨樋です。

やはり劣化が激しかった・・・。

塗装する手もありましたが、どうせやるなら新しくしましょう

という事で、アルミ製シームレスガター(以下、A樋)を取付ける事になったんです。

A樋の最大の特徴は、アルミコイルと専用機を使って現場で加工する事。

写真のような機械で、軒樋を製作するんです。

機械からニョロニョロと軒樋が出てくるんです。

面白いですよ。

必要長さに達したら、カットします。

そして両端にエンドキャップを取付け、シリコンシーリングを行います。

ちなみに一般的な樹脂樋は、3.6mの定尺品をジョイントして使います。

経年で、ジョイント部分から漏水が起こるんですよね・・・。

でもA樋はジョイントレスなので、ジョイントからの漏水はあり得ません

凄い長い樋でしょ

今回のA樋の全長は、11m36cm

これ、結構限界に近い長さなんです。

理論上アルミコイルの長さまで製作は可能です。

でも、樋がよれたり曲がってしまうので施工出来ません。

今回だって、大変だったんですから・・・。

軒樋に、樋吊金具を取付けている様子を撮ってみました。

この金具を45cm間隔に取り付けます。

この間隔が、A樋の強度を高めてくれるんです。

今までの大雪で、軒樋が壊れる事はありませんでした。

回りの軒樋が壊れている中で、弊社の軒樋だけは無傷だったんです。

凄い事だと思います。

今回、前面道路は7.5m現ありました。

そして敷地は前面道路に直交しています。

長さ11.36mの軒樋は、直交した面に取り付けなければなりません。

道路幅よりも、軒樋の方が長いんです。

足場に私が登り、道路の反対側の脚立の上に立った職人の差し出す軒樋を、受け取る。

この作業が一番、ヒヤヒヤしました。

下を通る通行人や車の上に落としたりしたら、大変でしょ

強風が吹いたりすれば、煽られてしまい足場にぶつかってしまいます。

傷ついてしまえば、一発でアウトです。

11.36mって、やっぱり長いですよね・・・。

でも、取り付けてしまえば普通なんです。

違和感がないでしょ

まさか、こんな苦労をしているなんて誰も考えていないと思います。

耐久性・耐候性共に高いので、今度は長持ちすると思います。

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