築16年のお宅のサイディングの目地が劣化していました。

先日、知人のお宅の外回りを拝見する機会がありました。

弊社エリア外に建つ、築16年ほどのお宅です。

写真のように、窯業系サイディングを張った外壁です。

よく見ると釘頭の塗装が剥げていて、釘の存在を確認する事が出来ます。

でもサイディング自体は、まだまだ問題なさそうでしょ

実は、以前に連絡を戴いたんです。

「そろそろ外部のメンテナンスを考えなきゃいけないと思うんだ。」

「時間のある時にでも、見てもらえないかな・・・。」

本来であればお断りするところですが、知人からの依頼です。

快く、お引き受けしました。

早速、知り合いの塗装業者に下見を依頼。

見積書を作成して提出、そして合意を戴きました。

そろそろ塗装色を決めないと・・・というタイミングです。

塗装サンプルを用意して、現地に向かいました。

事前に業者からは聞いていたんです。

「目地がかなり傷んでいます。」

「あれ、かなりヤバイですよ・・・。」

自分の目で確認して納得しました。

サイディングの目地部分に充填されている『シーリング剤』が劣化して、剥落している部分があります。

写真中央より少し右側に縦のラインがあるでしょ

これがサイディングの繋ぎ目です。

そして、ここにはシーリング剤を充填します。

白っぽい部分が残っているシーリング剤、そして青い部分が剥落してハット型ジョイナーが見えている部分です。

残っているシーリングも硬化していて、触ると簡単に落ちてしまいます。

この状況で大きな地震がくれば、恐らく残ったシーリング剤は剥落すると思います。

一般的にサイディングの下には、通気層と防水層があります。

なんらかの理由でサイディングから侵入した水が躯体に侵入するのを止めるのが防水層の役目です。

通気層の役目は色々ありますが、通気層がある事で防水層の防水性が高まる事は間違いありません。

でも防水層って、紫外線に弱いんです。

紫外線を浴びると劣化が早くなってしまうんです。

心配でしょ

安心してください。

サイディングが上に張られていれば大丈夫

紫外線が防水シートに当たるのを防いでくれます。

素材はセメント系もしくは金属系ですから、それ自体は比較的長持ちするし・・・。

でもセメント製だと建物が揺れた時に、お互いが干渉して割れてしまうのでは

その為に、繋ぎ目に伸縮性の高いシーリング剤を充填しているんです。

でもシーリング剤って、意外と耐候性が低いんです。

シーリング剤にもよりますが、10年位で劣化し始めるんですよね。

劣化したら、打ち替えなければなりません。

その目安が、シーリング剤表面のひび割れです。

そして、この時期を過ぎるとやがて剥落します。

こうなると、待ったナシなんですよね。

という訳で、今回シーリング剤の打ち替えを行います。

そして外壁や、その他の部位に塗装を施します。

最近のサイディングって、塗料の性能が上がって中々劣化しません。

だからと言って、安心出来ないんです。

今回のように目地が傷んだら、メンテナンスが必要となります。

細かい部分まで、チェックしないとならない訳です。

皆さんも、この機会に確認しましょう

うっかり放っておくと、防水シートが傷んでしまいます。

傷んだ防水シートは、張り替えなくてはいけません。

その為には、サイディングを剥がさなければならないんです。

もちろん、剥がしてサイディングを再利用する事は出来ません。

産業廃棄物として、処分する事になります。

剥がす費用。

処分する費用。

張り直す費用。

合計すると、とんでもない費用になります。

そんな事にならないよう、早め早めのメンテナンスを心掛けましょう

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posted by  Asset Red

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