シートを留め付ける際にスティンガー・ハンマーキャップを使用しています。

12月02日付のアセットフォー日記となります。

今日の練馬・板橋の天気は晴れ時々曇り。

雨が降らなくて、ラッキーです・・・。

今日は、板橋区常盤台1丁目の『FPの家 Y邸』の透湿防水シート施工のチェックをしました。

例えばシートの縦の継目に防水テープを貼ったり・・・。

シートを留めるステップルの頭に防水テープを貼ったり・・・。

ちなみにステップルとは、建築用のホッチキスの針です。

文房具と違い、針自体が太く足が長いのが特徴です。

タッカー針という人もいます。

弊社では、シートを留め付ける際には『スティンガー・ハンマーキャップ』を使用しています。

写真の青い皿がハンマーキャップです。

昔の防水紙(黒いアスファルトフェルト)と違い、最近のシートは釘穴シール性がそれほど高くありません。

釘穴シール性が低いと、タッカー針の回りから雨水が侵入する恐れがあるんです。

そこで以前は、タッカー針の打ち方に配慮していました。

一般的には横に打つのが普通ですが、ここに雨水が載ると両端のタッカー穴からシート内に雨水が侵入しそうでしょ

水平に打たれたタッカー針の上に雨水は溜まりやすいので、中々排水も出来ません。

そこで弊社では、斜めに打つようにしていたんです。

こうすれば、雨水の滞留時間が短くなります。

その分侵入する雨水の量も少なくなると考えたんです。

本当は縦に打ちたいんですよね。

でもシートの施工要領を見ると、縦留めは不可らしいんです。

シートに力が掛かった際に割けてしまう恐れがあるようです。

台風の際にシートが剥がれたり裂けたりしているのを良く見掛けますが、タッカー針の留め方に問題があったのかもしれませんね・・・。

でも、ハンマーキャップを使用していれば、心配ありません。

タッカー針は樹脂製の皿越しにシートを貫通します。

そして点ではなく、面で穴回りを圧迫します。

これなら穴回りからの漏水や、シートの割裂の心配もありません。

タッカー針の方向を気にする必要も無いんです。

聞くところによると、アメリカではハンマーキャップで留め付けない場合には、必ずタッカー頭を防水テープで隠すように指導されると言います。

日本も、そうすべきではないでしょうか

という事で採用したハンマーキャップですが、仮留め等でコレを使わない場合もあります。

そんな所は、今回のようにテープ処理をする訳です。

大工さんは破風板下地の取付を開始しました。

今回は軒の出が小さいので、軒天換気口の取付に工夫が必要なんですよね・・・。

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