リフォーム工事に伴う石綿の有無の確認について

私達建築事業者は、リフォーム工事を行う際に事前に法令に基づく石綿(アスベスト)の調査をしなければなりません。

年間200万件とも言われる、その対象は以下に該当する工事です。

もちろん、個人宅のリフォームや解体工事なども含まれています。

①建築物の解体工事(解体作業対象の床面積80 ㎡以上)
②建築物の改修工事(請負金額が税込み100万円以上)
③工作物の解体・改修工事(請負金額が税込み100万円以上)

大気汚染防止法に基づき地方公共団体にも報告する必要があります。

石綿の有無はリフォーム工事の作業だけでなく、廃棄物の処理にも関わります。

かなり大きな影響を与えることになりそうです・・・。

調査自体は元請けが中心になって行いますが、令和5年10月からは資格者が行う事になりました。

また調査結果については、石綿含有建材の有無に関わらず下記の対応が必要となります。

①発注者への報告

②工事の規模により、都道府県等および労働基準監督署への報告

③作業を行う者および近隣住民への掲示

④作業現場での保管および工事終了後3年間保存

 

行政が発行しているチラシを挙げておきます。

こんな事をしていたら、管理コストが大幅に増えるでしょうね。

当然、廃棄コストも跳ね上がります。

只でさえ新築コストが爆上がりしているのに・・・。

解体工事費用が予想を大きく超え、既存建物の解体を諦めて新築工事からリフォーム工事に変更なんて話も出てくると思います。

いよいよ新築工事が減り、耐震・省エネリフォームが増える時代に突入か・・・。

資源活用という点からすれば、良い事だと思います。

解体工事の際に、荷台に高く積み上げられた木材を見て良心が傷んでいたんです。

あれ、薪として燃やされちゃうんですよね・・・。

従来から続くスクラップ&ビルドは、すぐにでもやめなければなりません。

ゴミとして捨てるのではなく、活用出来る資源は徹底的に活用すべきでしょ

でも問題は地盤ですよね。

基礎を補強し、建物の耐震性を高めても、地盤補強が出来なければ意味がないでしょ

比較的軟弱地盤の多い弊社商圏では、頭の痛い問題なんです。

せいぜい建物荷重を軽くして、地盤への負担を軽減するくらいしか出来ませんから・・・。

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上記をご確認ください。

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