築17年超のお宅のリフォーム後のC値を測定しました。

昨日、築17年超のお宅で気密性能測定を行いました。

弊社OB宅なんですが、大規模リフォームを行ったんです。

外皮に穴も明けたし、一部の断熱・気密層の更新もしています。

2世帯住宅にした為、換気システムも1セット増やしました。

そもそも築17年ともなれば、気密性能も劣化していると思うんですよね・・・。

どんな結果になるのかな

少し心配だったんですよね・・・。

ちなみに新築時のC値は0.3㎠/㎡でした。

但し当時は、中間時気密を測定していました。

でも今回の測定は完成時です。

エアコンのドレンホースや電話線・TVアンテナ線用のCD管は塞いでいません。

レンジフードの吸排気シャッターや換気システムの自然給気口は閉じています。

また換気システムの排気口には、テーピングを行いました。

ユニットバスに設置した暖房換気扇にもテーピングを行ったんですが、イザ測定を開始してみると風が勢いよく出てきたんですよね・・・。

またレンジフードについても同様に、手を当てるとかなりの風を感じました。

シャッターって、それほど気密性高くないんですよね・・・。

こんな感じですから、C値に差異が生じても仕方ないでしょ

念のためサッシの隙間風も確認しましたが、特に問題はありませんでした。

パッキンの劣化による隙間風は、まだ発生していないようです。

なお、今回も前回同様に減圧式で測定しました。

どんな結果になったと思いますか

ジャーン

3回測定した平均C値は、0.6㎠/㎡でした。

実質延床面積が177.67㎡の3階建てですから、相当隙間面積は106.6㎠位になります。

新築時の相当隙間面積は53.3㎠ですから、隙間が倍に増えたことになります。

でも中間時気密と完成時気密ではC値が概ね0.1㎠/㎡くらい違うので、実際には35.5㎠程度隙間が増えたと思われます。

UBの暖房換気扇2台分の隙間が無ければ、割と良い値が出たんだろうなぁー・・・。

外側のフードをビニール袋等で覆う事が出来れば、正確な値を測ることができたと思います。

でも梯子が掛けられないんですよね・・・。

取り敢えず、経年C値が0.6㎠/㎡以内に納まってひと安心でした。

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